平成15年度富山医科薬科大学医学部同窓会理事会議事録

 

日時:平成15年7月2日(水)18時〜19時
場所:共同利用棟6階会議室


参加者:(卒業年度順):廣田弘毅(麻酔科)、石原裕和(整形外科)、田渕英一(第一生理学)、川口善治(整形外科)、長田拓哉(第二外科)、蓑毅峰(高岡済生会病院内科)、林伸一(第一病理学)、丸山元祥(耳鼻咽喉科)、炭谷靖子(地域・老人看護学)、 武田精一(コンピューターアドバイザー)、林恭子(事務員)

司会:田渕英一

 

 

1)新理事の承認および自己紹介

耳鼻咽喉科・安田恵子さんの転出に伴い同科・丸山 祥氏が、看護学科基礎看護学・新谷恵子さんの転出に伴い地域・老人看護学・炭谷靖子さんが新理事として承認された。その後、各理事の自己紹介が行なわれた。

 

2)平成14年度会計報告:

会計担当の林伸一氏より、昨年度の会計報告がなされた。昨年度は、同窓会名簿の支払いが昨々年度分と昨年度の2回分あったために、支出がマイナスとなったことが報告された。その後、会計内容の確認が行われ、特に問題は見当たらなかったため、監査(眼科担当)が終了した後、今年度の総会で承認が行われることが述べられた。

 

3)平成15年度会計予算案:

会計担当の林伸一氏より、今年度の会計予算案が報告された。収支はほぼゼロとなる見込みであることが述べられた。その後、会計内容の確認が行われ、特に問題は見当たらなかったため、今年度の総会で承認が行われることが述べられた。


4)本年度総会の開催日について

ここ数年、総会の時期を変更して、会員の総会参加を募ってみたが、結果的にほとんど変化がなかったことから、今年度は時期的に余裕のある8月下旬を目安に日程を調整することにした。また、例年どおり全会員へ案内状を送付することが述べられた。

 

5)大学統合・独法化問題について

大学統合・独法化問題について最近の情勢の報告がなされた。

6月に入り、国立大学特殊独立法案が衆議院を通過した。残りは参議院の結果待ちとなったが、法案成立はほぼ決定的な状況である。この法律は、理想はともかく現実的に人員削減のための法案であり、今後この法案に沿った活動を行なわない大学はどんどんと定員削減がなされることとなる。この法案には、是非皆さん目を通していただきたい。中期目標を立て、5年毎にその達成度を評価し、その程度により予算および人員削減数を決めるというものだ。独立法人化は来年度より施行予定だが、評価は研究面が基本となるため、教育の希薄化が危ぶまれている。また、医学部では病院経営という側面も強調され、さらにスーパーローテート制度が来年度から始まり、研究、教育、医療における縛りが更に厳しくなることは必須である。医学部では現時点ですでに大学でのノルマが多く、これ以上ノルマが増えたら崩壊する可能性もあり、大学に残る卒業生が益々少なくなることが懸念される。

一方大学統合問題では、独法化が決まれば文部省の要請を断る理由もなくなり、富山県内の国立大学、すなわち、高岡短期大学、富山大学、富山医科薬科大学の統合合併も決定的となるであろう。

6)富山医科薬科大学開学30周年記念について

2年後に我々母校もはや30周年を迎える。そこで、記念行事を企画することとなった。現時点では、会員の中からシンポジストを募ってシンポジウムを開催する等の案が出ている。この富山医科薬科大学開学30周年記念事業の企画係に、整形外科の石原裕和氏および川口善治氏が推薦され、承認された。