平成15年度(第22回)富山医科薬科大学医学部同窓会総会 議事録
日時:平成15年9月15日(月)午前11時より
場所:桜ヶ池クアガーデン
富山県東砺波郡城端町立野原1514
参加者:佐野厚生病院・内科
高田良久(昭和57年卒)、医薬大・脳神経外科 栗本昌紀(昭和58年卒)、医薬大・麻酔科 廣田弘毅(昭和59年卒)、医薬大・整形外科
石原裕和(昭和60年卒)、医薬大・第一生理 田渕英一(昭和62年卒)、医薬大・放射線医 野村邦紀(平成1年卒)、医薬大・第3内科 村上純(平成3年卒)、医薬大・第一病理 林伸一(平成9年卒)、医薬大・地域老人看護
炭谷靖子(平成11年卒)、医薬大・成人看護 八塚美樹(平成12年卒)、事務:林恭子
委任状:720通
議事:以下の事項について協議が行われた。
1. 理事および新規理事の紹介:新理事および参加者の自己紹介が行われた 担当:田渕英一
名簿管理係の耳鼻咽喉科 安田恵子さんの後任として同科 丸山元祥氏、監査係の眼科 中村伸男氏の後任として同科 阿部知博氏、卒業祝賀会係の第3内科
福地将彦氏の後任として時光善温氏、看護学課の基礎看護学 新谷恵子さんの後任として地域老人看護 炭谷靖子さん、30周年記念事業係(新規)の整形外科
石原裕和氏および川口善治氏が、それぞれ新理事として述べられ承認された。
2.
2002年度会計報告および2003年度会計予算案の提出 担当: 会計 林 伸一
監査 阿部知博
2002年度の会計報告がなされた後、2003年度の会計予算案が報告された。いくつかの質問の後、どちらも全員一致で承認された。
質問事項:
1)
予算案が昨年度の会計報告を考慮して作成されているか確認がなされた。
2)
ペイオフのため、記念事業積立金を多数の金融機関へ分配する作業を少しづつ進めていることが会計より報告された。一括して分配してはどうかという質問に対して、預金した定期が満期になった時点で他の金融機関へ移す作業をしていることが補足された。
3)
30周年記念事業に関連して、「記念事業積立金」の使用方法について議論がなされた。具体的には、現在の資金では同窓会館設立には程遠いことが述べられ、30周年記念事業でどのようなイベントを行うかが議論された(5項参照)。
3. 2002年度行事報告および2002年度行事予定の提出 担当:田渕英一
2002年度の行事報告がなされた後、2003年度の行事予定が述べられ、どちらも全員一致で承認された。
議事:総会の開催日を夏季に行うため、総会の了承を得る前に行事報告と行事予定(会計についても同様)を会報に掲載していることが議論された。今のところ、とくに支障をきたしていないことや、年度はじめに行われる理事会でも毎年チェックしていることなどから、現行どおりで行うことが確認された。ただし、行事に関しても会計と同様に、年度毎ではなく年毎(1月始まりで12月〆)に区切りを統一することとなった。
4. 特殊独立法人化への本学の動向および統合問題 担当:第1生理 田渕英一
独法化および大学統合問題について最近の本学における情勢が報告された。特殊独立法人化法が成立したため、平成16年度(来年度)より、全国の国立大学は一斉に特殊独立法人化することが決まっている。それに対する本学の動向として、1)研究体制:複数講座による連携研究体制の構築が始まっている。和漢薬系がCOE(Center
of Excellence, 文部科学省による教育研究拠点の形成プログラム)として認可されたため和漢薬研究が一つの柱となった。もう一つの柱として脳神経科学系があり、同時進行している。また、これに属さない単独や個人研究も当然多数ある。2)教育体制:全国規模で、教育体制の抜本的改革が行われている。本大学も、コアカリキュラム教育を基本としたカリキュラム編成、チュートリアル教育の導入が行われている。簡単に言うと、詰めこみ教育を避け、自己学習を強化するというものである。3)医療体制:附属病院では、経営の自己採算制だけでなく、学部学生の臨床実習の時間数増加、項目の多様化、卒後のスーパーローテートなど、問題が山積みで、医療関係者の負担が増大している。今後、医療専門のスタッフが増えるだろうといわれている。
一方、統合問題については文部省からの要望が予想以上に強く、最近では高岡短期大学、富山大学、富山医科薬科大学の3大学合併は避けられない状況に変わってきている。元来、特殊独立法人化法は大学を減らすためにできた法律なので(経済および少子化のため)、当然のことかもしれない。予定では、平成17年度合併で討議が進行している。しかし、周知の通り、問題は山積みである。
5. 開学30周年記念事業 担当:第1生理 田渕英一
平成17年に本学が30周年を迎える。その内容について討議されたが、大学の名称が変わる可能性があることや大学ではその準備が始まっていないことから、当面は大学と独立して進行することが決まった。具体的なイベントについては担当の石原氏にお願いすることとなった。また、30周年のプレイベントとして、来年度の総会で、同窓会員による講演会およびコンサートを盛り込むこと、開催日を会員の集まりやすい夏季の8月28日(土)にし、富山全日空ホテルで開催することが決まった。
6. 首都圏富山医科薬科大学医学部同窓会 担当:佐野厚生病院 高田良久
平成12年より首都圏富山医科薬科大学医学部同窓会が設立され、その後毎年東京で開催されている。この会は第1回目で約50名、その後毎回30名程度の参加者があり、総会よりも参加者が多いことが述べられた。そこで、どうやって総会で会員参加を募るのかが討議された。色々な意見が出されたが、改善策として会員による講演会などのイベントを盛り込むこと、会員が来やすい場所にすることが提案された。ただし、どの学会でも、学会には参加しても総会に参加する会員はほとんどいないことなどから、総会に参加者を募ること自体に無理があるという意見でまとまった。
7. 今年度同窓会報の編集予定 担当:第1生理 田渕英一
恒例の教室紹介や卒業生紹介の他に、30周年プレイベントの案内、会費納入状況、附属病院の研修システムの紹介等を盛り込むことになった。
8. 同窓会名簿について 担当:第1生理 田渕英一
このところ、個人情報の漏えい問題が世間一般で叫ばれている。大学の職員録では、今年度から個人情報を掲載しないことになった。本同窓会でも、名簿発行に際して個人情報の管理をどう行うかが討議された。電話番号を掲載しない案や個人情報を載せないという案も出たが、同窓会の名簿に個人情報を掲載しないことにすると同窓会報を発行する意味がなくなってしまうという意見が多数を占めたため、暫く様子を見て再度検討することとなった。
9.その他
1) 医学科および看護学科における会費納入状況が呈示され、大学入学時に準会員とならない学生が看護学科で多いことが討議された。その結果、経済的に苦しい学生には分割納入を推奨することとなった。奨学金制度も検討されたが、その選定など会務が煩雑となるため今回は見送られた。
2) 学内病院コンサート「杉谷の森合奏団」の昨年度収支が担当の廣田氏から報告され、今年度も引き続き活動を後援することが了承された。
3) 昨年度同窓会が協賛を行った「看護学科開設10年を祝う会」について担当の八塚さんより報告があり、円滑に終了したことが述べられた。