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教授のひとりごと(Professor's words)


モノローグ69.  米国医学部の男女比データが出てきた(2018-10-1

 

日本の医学部では男尊女卑が如実に示されたのは最近のことだった。各大学の男女データがあった(https://www.med-pass.net/rank/danjohi/)。これによると、女子が一番多いのは東京女子医大の100%、これは当たり前のこと。実質で言うと、佐賀大が46%、北海道大が45%、北里大が43%の順のようだ。つまり、女子が半分を占める大学医学部が日本にはないことになる。一方、女子が少ない大学で見ると、琉球大が14%、東京大が17%、京都大が18%のようだ。5人に1人も女子がいないことになる。

 

米国に目を向けてみよう。米国医師会雑誌(JAMA)の911日号に、”Medical Schools in the United States, 2017-2018”という論文が出た。これによると、全米147医学校の調査から、男子は10752人、女子は11054人が医学部へ入学していた(女子50.6%)。女子のほうがやや多いくらいだ。名門大医学部で見ると、ハーバード大では男子84人で女子81人(女子49%)、ジョンズホプキンス大では男子57人で女子63(女子52.5%)、スタンフォード大で男子50人で女子50(女子50%)であり、全米とほぼ同じ傾向だった。日本はたぶん女子割合3035%だろうから、米国の50.6%に比べ、著しく女子を軽視していたことは明らかである。

 

米国は学部卒業の後、大学院として医学部へ入学する。そして、4年間履修して卒業する。卒業生の男女比を見ると、同じ147医学校の調査から、男子は10398人、女子は9352人のようだった。およそ10%の学生が脱落していることがうかがわれる。この状況は日本に比べて約5倍も多い(日本の医学部退学率は2%程度、読売新聞2018920日掲載のグラフから読み取ると)。米国のほうが厳しい教育というのは知られており、医学部でもその実態の現れであろう。一つ気になったことがある。入学時は女性のほうが少し多いくらいだが、卒業時は女性のほうが少なくなっている。これはどうしてだろうか。大学別の数値を眺めると、有名大学では卒業時も同じ傾向だったが、一部のあまり知られていない大学で女子の卒業者が極めて激減していた。これが何を意味するのかは分からないが、そういった大学では男尊女卑の進級テストをしていたのか、女子のほうで向学心ゆえ有名大学へ移っていったのか、これは皆さんに想像してもらいたい。

 

医学部の卒業生人数について、日本は毎年10,000人くらいだろうから、米国は日本の約2倍の20,000人程度のようだ。人口が2.6倍(328百万人、126百万人)ということだから、日本の医師が少ないということは全く当たらないようだ。




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教授からのメッセージ (Professor's message)

  バイオ統計学は生物医学研究で特に必要とされる統計学を研究しており、欧米ではSchool of Public Healthの中のDepartment of Biostatisticsとして存在します。米国では1950年頃より各大学に作られ、現在では30を超える大学に学科として存在しています。私は1988年に米国のノースキャロライナ大学の同学科で博士号(PhD in Biostatistics)を取得しました。
 
  バイオ統計学が取り扱う分野は、臨床医学・疫学・ゲノム科学・環境科学・臨床薬学・QOL評価と幅広いです。 臨床疫学とは臨床(診療)の場で疫学的考えを適用する学問であり、20年前から登場した根拠に基づく医療(EBM)とも相通ずるものです。臨床研究を効率的に計画したり、診療ガイドラインの作成・評価をしたりします。
 
  私たちの教室では多くの臨床研究に携わりつつ、予後予測モデルの研究、QOL評価モデルの研究、服薬遵守の要因分析などを行っています。最近では統計教育法にも興味をもっています。新薬の審査にも関係しており、毎年10件程度のレビューを行っています。

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