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臨床研究を正しく評価するには:
Dr.ファーバーグが教える
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折笠秀樹教室

砺波(となみ)のチューリップ


更新情報 (An update history)


お知らせ

*後期「医学統計学」履修者(医学科4年生)へ

   授業計画表を掲示します。 

   10/1〜10/8の間に看護研究棟3F「統計情報実験室」前から教科書となる

   印刷物を各自受け取ってください。

*後期「疫学」履修者(看護学科3年生)へ

   授業計画表を掲示します。 


*後期大学院講義 「臨床研究の計画法」 履修および聴講希望者へ 

   授業計画表を掲示します。 

   シラバスの日程に少し変更がありますので、注意してみてください。  

 
   聴講希望の方へ

   出席については何も制限はありませんが、1回でも聴講される場合は事前にご一報いただきます

   ようお願いいたます。資料準備の参考にさせていただきます。

                連絡先 四谷(nyotsuta@med.u-toyama.ac.jp)




統計コンサルティングご依頼の方法について
 統計コンサルティングをご希望される際は、お手数ですが、『統計コンサルティング依頼書』を折笠(horigasa@med.u-toyama.ac.jp)までご送付をお願い申し上げます。

『統計コンサルティング依頼書』(Excel様式)
『統計コンサルティング依頼書』(PDF様式)
PDF様式の依頼書に手書きしたものをメール添付送付していただいても構いません。
※相談のみは無料ですが、支援作業を伴う場合は有料もしくは共著等を考慮いただきます。

コンサルティング実績(2014.9〜2018.6) → こちらから
   看護・薬学からも奮ってご相談ください。


教授のひとりごと(Professor's words)


モノローグ68. 女性医師差別問題―再登場(2018-9-18


ついに9/4、文科省の調査結果が出た。翌9/5の新聞各紙には、大学医学科の男女別合格率が公表された。少し前に民間が行った調査とは少し異なり、男女格差が最も大きかったのは東京医大ではなく、なんと順天堂大学だった。最近、授業料などを安くして、優秀な学生を多くとりはじめ、入試の偏差値もぐっと上げている大学だ。わが富山大学は80校中32位だったので、真ん中よりは少し男女格差が大きい部類だったようである。そして、最も女性の合格率が高かったのは弘前大学だった。モノローグ64で最も女子学生が多いのは弘前大学らしいと書いたが、受験者男女比が1だとしたら、まさにN先生がおっしゃったことは正解だったことがわかる。


それはともかく、ちょっと気になったのは、民間調査と文科省調査での合格率に関する男女格差の順位がことごとく異なっていた点である。民間調査では東京医大が第1位だったが、文科省調査では東京医大は第14位だった。なぜかは分からない。分母は民間調査が76校、文科省調査は80校なので、それほど変わっていないのである。もう一つ気になったのは、合格率の数字だ。名古屋大は男子の合格率44%にも及んでいる。これでは倍率2倍少しになる。こんなに倍率が低いことはないだろう。これらの調査結果は信用していいものだろうか。もちろんのことだが、男女で得点調整したと回答した大学はゼロだった。東京医大だけだろうか。そんなことはないだろう。女性の苦手な数学の問題を難しくしたり、面接で女性の点数を下げたりはしているのではなかろうか。

もう一つだけ言っておきたい。女性医師は出産を機に辞めたり、ローテーション異動にも協力していただけない。だから女性は取りたくないという声を聞く。出産という女性特有のことがあるから、半年程度は休職せざるを得ないだろう。しかし、それが終われば職場復帰できることは、民間企業で立証済みである。それが病院ではなぜできないのだろうか。

 

出産休職して現場に戻ると厳しいという人がいるが、それも正しくないと思う。男性医師でも2年間、留学と称して、海外の大学で研究に没頭するのが慣習的にある。この間は臨床ができないので、戻ったら薬が変わっていてとまどったとか、新しい医療機器が入って使い方を教わらないといけなかった、などという話を聞いたことがある。たった半年のブランクで戻るなら、職場復帰できない訳がない。病院の職場環境を改善すれば、多くの女性医師もずっと医師でいられるはずだろう。

 

それだけでは十分でないことも事実だろう。家庭における夫婦の関係がある。家事は妻のすることとなっている現実がある。これも変わっていかないと、職場環境だけでは無理に違いないだろう。

 

看護師もせっかく国家資格を取ったのに、結婚や出産を機会に、大勢の人がやめている。どうして専業主婦になるかといえば、核家族など家庭の事情もあるだろうが、職場の環境もあるだろう。看護師でも医師でもせっかく税金をかけて教育したのに、早期に職を辞してしまうと、それは税金の無駄遣いになる。そういった観点も考えてもらいたい。これ以上税金の無駄遣いにならぬよう、政府も危機意識をもってこの問題に取り組んでもらいたい。

 

最後に一言、今朝のNHKラジオで某大学教授がこう言っていた。「女性医師問題の解決には、欧米のようにパートタイムの働き方も許容する世の中が必要だ。そうなると、医師の数が足りなくなる。」と。前半部はその通りだと思うが、後半は異論がある。女性医師問題が解決すると、無駄に辞めていく女性医師が減る。その分により、パートタイムで足りない分を補完できるはずだろう。医師の数をやたらに増やすと、失業という新たな問題が発生するかもしれない。それも淘汰されるからいいという人は自助努力を唱える安倍派だろうが、私は淘汰とかM&Aというのは好まない。もちろんさぼるのは良くないが、がんばっていても淘汰されてはどうしようもない。努力賞もあっていいと思う。





過去の教授のひとりごとは、こちらから 


教授からのメッセージ (Professor's message)

  バイオ統計学は生物医学研究で特に必要とされる統計学を研究しており、欧米ではSchool of Public Healthの中のDepartment of Biostatisticsとして存在します。米国では1950年頃より各大学に作られ、現在では30を超える大学に学科として存在しています。私は1988年に米国のノースキャロライナ大学の同学科で博士号(PhD in Biostatistics)を取得しました。
 
  バイオ統計学が取り扱う分野は、臨床医学・疫学・ゲノム科学・環境科学・臨床薬学・QOL評価と幅広いです。 臨床疫学とは臨床(診療)の場で疫学的考えを適用する学問であり、20年前から登場した根拠に基づく医療(EBM)とも相通ずるものです。臨床研究を効率的に計画したり、診療ガイドラインの作成・評価をしたりします。
 
  私たちの教室では多くの臨床研究に携わりつつ、予後予測モデルの研究、QOL評価モデルの研究、服薬遵守の要因分析などを行っています。最近では統計教育法にも興味をもっています。新薬の審査にも関係しており、毎年10件程度のレビューを行っています。

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