12歳学童期検査の追加調査

概要

 エコチル調査は、出産6ヶ月以降は主に質問票により情報収集を行ってきました。しかし、膨大な質問にお答え頂いてはいるものの、それでも不足している情報や、質問票からでは十分な情報が得られないという課題があります。

 そこで、2019年より8歳ころのお子さんを対象とした対面調査である「学童期検査(小学2年生)」が開始され、この機会を利用してこれまで質問票調査では得られなかった測定情報を得る研究を進めて参りました。

 本研究は、以上に引き続き、2023年より12歳ころのお子さんを対象とした対面調査である「学童期検査(小学6年生)」の機会を利用して、心身の健康、および、これらと関連の深い項目について調べるものです。

 本研究の具体的な目的は以下の通りです。

目的1:
出産後12年時点における母親の心身健康状態を明らかにするとともに、既に取得済みのデータと紐付けることで、これらに関連する過去および現在の要因を調べる。
目的2:
産後うつと対児愛着それぞれの質問項目について探索的・確認的因子分析を行うことで、因子的妥当性を検証する。
目的3:
動脈年齢(動脈硬化度)と関連するリスク要因を明らかにする。

調査の進捗状況

 エコチル調査に参加していて、学童期検査当日にお子さんと一緒に来場されるお母さんを対象に本調査への参加をご案内いたします。ただし、目的3:動脈年齢(動脈硬化度)に関する調査は終了しており、目的1と目的2の分析をするための質問票調査のみを行っております。

問い合わせ先

富山大学 エコチル調査富山ユニットセンター
土田 暁子
Tel. 076-415-8842 FAX. 076-415-8843
E-mail:ecojimu★med.u-toyama.ac.jp
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