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 冬にはやる主な感染症として、インフルエンザや胃腸炎(ロタ、アデノ、ノロウイルス)、RSウイルス感染症が挙げられます。

 これらの感染症がなぜ冬に流行るのかというと、それには冬の寒さや乾燥が関係しています。ウイルスは低温・低湿度を好むため、夏よりも冬の方がウイルスが長く生存できるのです。

風邪をひかないための予防策について

 やはり手洗い、うがい、マスクの着用が基本です。まず、大人はこれを徹底しましょう。小さいお子さんにうがいをさせるのはちょっと難しいですが、2歳頃になってくるとできるようになってきます。

 乾燥に対しては、加湿器を使用したり、洗濯物を部屋に干すなどして湿度を保つようにしましょう。こどもが過ごす部屋は、冬は室温18~20℃、湿度50~60%が適当といわれています。

風邪をひいたときの対処について

 まず水分補給です。高熱、嘔吐、下痢などの際は脱水に注意が必要です。こどもは、小さな体のわりに必要な水分量が多く、体重1kgあたり乳児では100ml(例えば8kgで1日800ml)、幼児 は80ml(10kgで800ml)程度です。お茶やイオン飲料でも良いのですが、経口補水液は「飲む点滴」とも言われ、体調不良時の水分補給として優れています。元気な時に飲むとしょっぱく感じますが、熱を出したときなどに飲むとおいしく感じます。夏の熱中症対策でも使われるものですが、大人が体調不良になったときにも使えますので冷蔵庫に常備しておくといいでしょう。

インフルエンザについて

 インフルエンザは高熱、筋肉痛、倦怠感、咳、痰、腹痛や下痢などの症状を引き起こします。かからないようにするための予防が大事で、ワクチン接種をお薦めします。まず、1歳未満のお子さんのいる家庭は家族全員接種しましょう。

 1歳未満のお子さんの場合、生後6か月以上であれば摂取は可能です。ただし、子どもは大人に比べると免疫がつきにくいといわれており効果不十分の可能性もあります。6か月以上のお子さんに関しては、保育園に行っている場合や、その他に子どもと接触するような場所に行っているお子さんに関しては接種をお勧めします。

RSウイルスについて

 小さいお子さん(特に乳児)においては、しばしば急性細気管支炎をひきおこすことがあります。ぜーぜーしたり、肩呼吸、陥没呼吸、鼻翼呼吸、哺乳不良などといった症状がみられます。

 顔色がさえない、ぐったりしていて鳴き声が弱い、水分がとれない、尿量が少ないなどといった変化がみられる場合は、早めに小児科を受診してください。

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