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ご挨拶

医学部看護学科長 西谷 美幸

医学部看護学科長 西谷 美幸

 本看護学科は、平成5年4月、富山医科薬科大学(平成17年から富山大学)医学部に開設され、その4年後の平成9年4月には、大学院医学系研究科看護学専攻(修士課程)が開設されました。
 富山には、江戸時代から薬都としての歴史をもつ漢方医学が根付いており、それをもとにした東洋医学と西洋医学の融合を、医学、看護ともに継承発展させてきました。東西医学融合による東洋の知の創生を目指して発展してきた医学部において、看護学科には、西洋の知と東洋の魂(こころ)を持った、看護本来の使命を追求できる土壌があります。

 看護の起源は、人の始まりとともにあり、小さき者、病んだ者への「何とかしたい」という人間の自然な心の働きに端を発し、社会的な要請の後押しを受けて、看護は発展してきました。そして、19世紀の後半にイギリスのフローレンス・ナイチンゲールによって、「生命力の消耗を最小にするよう、すべて(生活のもろもろ)をととのえる」という看護の本質が確立され、看護が社会に必要な専門職として歩を進めました。彼女は、人間本来の持つ力に目をとめ、その力を最大限に発揮しうるために知恵と技(art)を駆使して生活を創造し、人々に健康の機会が与えられることを願っていました。その夢の実現が私たちに託されています。

 富山大学には、夢を実現するために、他の大学にはないバランスのとれた東洋医学と西洋医学の学際的な学びの場があり、そして仲間がいます。
 学生の皆さま、看護の深遠を実感し、人々の健康に寄与する学問としての看護の難しさと楽しさに、ともに向かっていきましょう。
 大学院生の皆さま、看護を追求する者、実践を追求していく者としての経験を武器に、実践の科学としての看護学の実践知を豊かにし、その質を高めて世界に発信していく力をつけ、富山の地から東西統合看護学の知をひろげましょう。
 地域の皆さま、富山県に唯一の看護の四年制大学として、看護実践家の専門性を高め活躍をバックアップする責務を果たすため、手を携えていきましょう。

 皆さまとともに学べる喜びの場を準備して、私たち看護学科は皆さまとの出会いをお待ちしております。