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概要

Science & Art

看護学の立場から

 看護学科では,平成20年4月より,従来の「人間科学・基礎看護学」,「臨床看護学」,及び「地域・老人看護学」からなる3大講座制を,より専門性を明確とするために講座再編を行い,「基礎看護学1」,「基礎看護学2」,「成人看護学1」,「成人看護学2」,「小児看護学」,「母性看護学」,「老年看護学」,「精神看護学」,「地域看護学」,「人間科学1」,「人間科学2」からなる11講座に改めました。

基礎看護学1/基礎看護学2

 看護の仕事は自分自身を映し出します。それは,自分の目や手を使って直接人々と接するからです。人々の健康状態を理性的に把握することと,その状態にある人の感情に,人間的な関心を重ねることによって,技術的・実践的な関心が定まり,自分の行為を看護にすることができるのです。
 基礎看護学では,このことを踏まえ,看護の目的と看護の対象である人間の理解を基本に,看護の対象となる人々の生活過程を整えるための看護の視点,必要な知識,看護の基本的技術を学びます。

成人看護学1

 ライフサイクルにおける成人期の成長・発達および健康障害に焦点をあて,特に慢性・長期的な健康障害を持ちながら生活している対象とその家族,生活機能障害を持った対象とその家族,人生の終末期にある対象とその家族へ援助するための理論と方法について学びます。

成人看護学2

 主に手術を受ける対象者や,救急現場での健康状態の急激な変化や生命の危機的状態にある患者の保護や回復における援助を学ぶとともに,人として尊厳を失わないような生活の援助の提供について学びます。また,生命の危機的状態にある患者の家族援助についても学びます。

小児看護学

 小児看護学では,小児とその家族を対象として看護を展開する理論と方法を学びます。お子さんは0歳児から18歳頃までと幅広く,また健康のレベルも集中治療が必要な方から健康をより増進させるレベルまで様々です。お子さんの発達段階,性格,家族の状況,疾患,治療といった様々な要素を考えながら,よりよい看護を提供していくというとてもやりがいのある領域です。

母性看護学

 母性看護学,助産学は人間発達学を基盤とし,医学,人文・社会学,心理学,教育学等の視点を包含した人類の生命の継承並びに母子・家族の健康に関するWell-beingを追求する領域です。近年は社会構造の変化や文化的基盤の変化に伴う少子化傾向など,健全に子どもを生み育てることが難しい状況にあります。健康な子どもを生み育てることを支えつつ,女性の出産・育児に注目し,健全な母子のあり方に寄与することも母性看護学,助産学にとって重要な課題です。なお,本学には助産コースが設置されており,所定の単位を修得すると助産師の国家試験受験資格が与えられます。

老年看護学

 老年看護学では,様々な健康レベルにある高齢者が,より健やかにその生涯を送れるように援助する看護のあり方を研究します。特に,成人期とは異なる「老年期の人と生活の変化」を理解し,疾病や機能低下を有する高齢者の自立支援に向けた考え方と,援助方法について学びます。

精神看護学

 こころの問題が重視されている今日,精神看護の重要性は増しています。精神看護学では,こころの健康のための制度やその歴史的経緯を学びながら,人の尊厳を考えます。そしてこころの健康を保つための方法や障害への対処法について考え,社会の中で人々がその人らしい生活を営むにはどうしたらいいかについて学びます。

地域看護学

 地域看護学では看護学の基盤にたって公衆衛生活動を行う看護専門職である保健師を育成するために,必要な知識・技術について教授・研究します。保健師は個人や家族のみでなく,地域で生活する人々全体を対象として,健康増進,疾病介護予防,健康自己管理,社会適応への援助さらには保健・福祉サービスの事業化・施策化を行っています。人々の保健に関するニーズは,新生児から老人まで年齢層の違いや個人の健康レベルの違いによっても変わります。地域看護活動を行うためには,このような多様なニーズを社会情勢と共に的確に捉え,家庭生活・地域社会の中で課題を見出し,解決していく能力が必要となります。主な実習施設は,保健所等や市町村行政が行う保健活動の場や訪問看護ステーションです。

人間科学1

 疾病の成り立ちと回復の促進という観点から人間の「からだ」の構造と機能を学びます。さらに人間科学の視点から心身相関(「からだ」と「こころ」の関連)を理解し、特に運動器の疼痛および癌研究の分野にアプローチを行っています。

人間科学2

 主として疫学・保健統計を担当します。でもそれって何?と思われるでしょう。簡単に説明しますと、時間や場所あるいは人というキーワードで集団の特徴を表現しようとする1つの方法論です。これは疾病の発症要因や予防要因を把握するのによく使われると同時に、保健師教育における主要項目の1つです。