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研究領域

メンタルヘルス 准教授 田中 いずみ

 今日、薬物依存やアルコール依存、拒食症、リストカットなど、精神のバランスを崩すことから起因する障害や、終末期や慢性疾患患者に対する心のケアが重要視されています。
メンタルヘルスは、精神の健康を守るために、治療から質の高いケアに目を向けた看護といえます。患者さんにしっかり寄り添い、心が穏やかになるよう共に歩む、いわば「母」の立場で精神を支えることが求められます。そのためには、看護師としてのスキルアップはもちろん、自分自身の心を磨き、成長していかなければなりません。高度専門看護教育講座では、キャリア支援を始め、メンタルヘルス専門の看護師をどう育成していくかなど、諸問題を解決する糸口になればと思っています。

継続教育 助教 野上 睦美

 看護の現場は日々激務です。しかしながら、並行して新たな知識やノウハウなどの勉強も欠かすことはできません。その中で看護の本質を見極め、より高度で質の高い看護実践能力の向上を目指すのが継続教育です。例えば、本学附属病院では新人看護師が病院内を看護師に同行し、数日間実務を経験するシャドウ研修を行ったり、本学と附属病院とが相互に研修会や講義を開催したりしています。こうした取り組みにより、看護の質の向上や人材育成、あるいは離職の歯止めに対応しています。 これからは、看護の現場と教育機関が連携し、継続的に質の高い看護を提供できるシステムづくりがより重要性を増してくることでしょう。高度専門看護教育講座がその機能充実を図る契機となり、看護師のキャリアアップや、看護技術の高度化に結びつくことを願っています。

小児周産期看護 准教授 桶本 千史

 本学は、小児医療の分野では数少ない貴重な施設を有しており、小児がんや心疾患など重篤な患者を含め、県外からも数多く受け入れています。小児や周産期患者の看護には、一般的な医療知識に加え、特有のケアが求められます。また、お子さんとそのご家族を含めてサポートしなければなりません。
 高度専門看護教育講座では、最新の医学知識やスキルをもつ本学の先生方から学ぶことができ、小児周産期看護をめざす方には最適な場となるはずです。働きながら学ぶことができるので、現在看護に携わる方の技能向上も図ることができます。小児周産期看護は、体力的にも精神的にも重圧がかかる仕事ですが、本講座が、少しでも看護の現場で働く人の支えになれば幸いです。

母性看護 准教授 浦山晶美

 日進月歩、時代は進化し技術の進歩は目を見張るものがあります。看護分野におきましても豊富な看護理論、そして臨床場面におきましては疾病の複雑さに合わせて高度な機械が導入され、それを使いこなすことが必然となってきています。しかし、人間性の進化・進歩は高度な機械的なテクノロジーとは別物のような気がします。例えば、昔ながら子どもは愛しみ育てることが当たり前であったことが、現代社会で乳幼児が虐待されるという事件が増加しています。ものが発達し豊富になると生活は便利になりますが、ものに囚われすぎると心が失いがちになる傾向があると感じられます。そのあたりを探求しながら、そして高度な技術にも沿いながら、そして、主は心を持っている人間との関わりを主眼にいれた高度専門看護を考えていきたいと思っています。よろしくお願いいたします。