富山大学へ
平成27年3月に本学医学部医学科に医学教育センターが設置され、センター長を拝命いたしました。私は、昭和57年鹿児島大学卒業で、鹿児島大学第三内科で神経内科専門医を取得後、東京女子医科大学リウマチ痛風センターでリウマチ・膠原病の診療・研究を行ってきました。米国留学後、鹿児島大学臨床検査医学講座において臨床検査医学を専門とするようになりました。2000年9月に富山医科薬科大学臨床検査医学(当時)と附属病院検査・輸血細胞治療部を担当し、現在に至っております。また、富山大学就任直後からモデル・コアカリキュラム導入やチュートリアル教育などに医学教育に携わる機会があり、教務委員長を2期、医学科長を1期担当しました。学生の健康管理を行う保健管理センター杉谷支所長も現在、兼任しております。平成27年3月まで附属病院副院長として卒後臨床研修センター長を担当してきました。医師としていかにキャリアパスを形成してゆくのか、卒前から卒後臨床研修への一貫した教育体制を確立するシステムが構築できないかと考えておりました。 今まで、本学医学部では教務委員会、カリキュラム委員会、キャリアパス委員会など多くの教育を立案し審議する委員会があり機能してきました。この医学教育センターは、医学部医学科における教育全般に対して、種々の情報を収集し分析して評価するシステム(Institutional
Research: IR)センターを目指し、医学科における教育全般に関わる組織です。学生さんは、学習に関する相談できるユニットとしても機能する組織にしてゆくつもりです。立ち上がったばかりのセンターです。皆様のご協力、ご支援を宜しくお願いいたします。
教授(疫学健康政策学講座)
関根道和
私は1995年に本学医学部医学科を卒業し、横浜市立大学医学部附属病院および神奈川県立足柄上病院にて内科医として診療に従事しました。2013年に大学院の組織再編により開設された疫学健康政策学講座の教授を拝命し、社会医学領域の教育・研究に従事するとともに、2015年からは富山大学医学部医学教育センター副センター長として医学教育領域の業務にも携わっています。また、医学教育関係の社会活動として、2011〜14年に日本医学教育学会推薦代議員を務め、2016年に認定医学教育専門家(認定番号9)の認定を受けています。私の医学教育領域での関心事はIR(Institutional Research)で、データに基づく教育改善を目指しています。どうぞよろしくお願いします。
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