富山大学での学び
富山大学医学薬学教育部修士課程看護学専攻母子看護学講座 岡本 麻代

私は富山大学を卒業し現在助産師として働いています。
大学の4年間では一般教養や看護の基礎から学び、各領域の看護について学びを深めていきます。そして3年生からは本格的に実習に行きます。看護実習、助産実習では迷いや戸惑いがある中で一瞬一瞬が発見であり学びであり、今の自分につながる実習であったと感じています。
富山大学は五福キャンパス、高岡キャンパス、杉谷キャンパスと3つのキャンパスがあり授業やサークル活動などを通して様々な人との交流があります。杉谷キャンパス内でも、医学科、薬科学科と授業を行うこともあるため学生時代から医師や薬剤師を目指す学生と共に意見を交わし学ぶことにより得られるものも多くあります。私自身大学時代には授業やサークル活動、大学祭を通して多くの仲間に出会い、充実した時間を過ごすことができました。
私は現在、学部時代で学んだことや臨床での経験をより深めるために大学院へと進学しています。学部時代から現在まで行っている活動として高校生を対象としたピアグループ活動があります。ピアグループ活動では、ゲームや劇を交えながらグループワークを中心に話し合いを行い高校生と大学生が自らの考えを互いに話し合っています。高校生と年齢が近い大学生とが共に語り合うことにより、高校生だけでなく大学生にとっても意義深い活動になっていると実感しています。
働き始めて3年が経ち、まだまだ看護者としては未熟ですが、日々の臨床を通してより一層、命の大切さ、尊さ、新しい命がこの世に生を受けることの素晴らしさを実感しています。そして学ぶことの多さに感謝しています。これから出会う方々との関わりを大切に、これからも学びを深めていきたいと思っています。
助産学を専攻して
中嶋 渚

私は以前より助産師に憧れていたので、助産学を専攻しました。助産学専攻コースでは助産学の講義を受け、助産診断過程を展開し、両親学級の企画・運営を行い、分娩介助技術を練習した上で助産学実習に臨みました。実習では10例の分娩介助を行いますが、その他にも産痛緩和や授乳などの育児技術の援助も行いました。経験を重ねるにつれて主体的に行動できるようになり、スタッフとの連携もとれるようになりました。赤ちゃんの誕生を喜ぶ産婦さんやそのご家族を見ると幸せな気分になりましたし、刻一刻と変化する母児の状況を正確にアセスメントすることの大切さや難しさ、そして助産師としての責任の重さも感じました。
お互い支えあった仲間の存在、先生方やスタッフの方々のご指導、実習にご協力してくださった産婦さんやそのご家族などたくさんの人々のおかげで今の私があるのだと思います。この大学で学んだことを糧に、春から助産師として頑張ります。