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精神科医を志す人へ


ひとこと

  21世紀は脳と心の時代」と言われるように、心の健康はきわめて重要な課題です。当教室では、良い医師を養成することを第一の目標に、「卒後研修マニュアル」(第一部、第二部、星和書店)を発行するなど卒後研修に力を入れています。神経精神科では臨床心理士や作業療法士とのチーム医療が重要ですが、当教室ではこれらの領域の専門家も擁し、充実した精神科医療の実現に取り組んでいます。また、地域医療への貢献を重視し、国立大学附属病院の精神科としては例外的に精神科救急システムにも参加し、かつ介護保険の審査会にも参加しています。このような教室の姿勢を反映して、地域の一般病院との関係は大変良好で、県立中央病院、富山市民病院などほとんどすべての県内にある公的病院の精神科には当教室出身者が赴任し、富山県内の精神科医の約半数は既に当教室出身者で占めるようになりました。 精神科領域の疾患は、気分障害、統合失調症、不安障害、器質性精神障害、児童思春期の精神障害、睡眠障害など多岐にわたります。脳と心の関係は科学の最大の難問ともいえるでしょうが、脳画像などの進歩により科学的に解明できるようになってきました。当教室でも脳画像、精神薬理、神経生理などさまざまな方法を用いて脳と心の問題の解明に取り組んでおり、国内的には勿論、国際的にもその成果が認められています。多くの諸君がこの魅力ある領域に進まれ、社会的に弱い立場になりやすい精神障害に罹患した人々の健康と福祉に貢献されることを期待しています。

神経精神医学講座

鈴木 道雄
先輩の声

入局医A(女医):私が精神科を選んだ理由は、@心理学的なことに興味があったから A内科のようにたくさん検査をしなくてもよさそう Bのんびりした感じ 大体こんなところです。いざ、入局してみると、まず、薬の使い方がわからずおろおろし、指導医の先生の言われるままに動いておりました。初診の記録係ではボールペンのインクが無くなってしまうのじゃないかと思うぐらい字を書き、指にたこが出来るんじゃないかと思いました。患者さんも個性豊かで、なかなか一筋縄では行かないことが多く、精神科もなかなか大変なところだと思いました。現在、診療チームや医局の先生方にアドバイスをいただきながら何とか日々を過ごしております。

入局医B(他大学卒業生):みちのくの大学を卒業し、研修医として入局させていただきました。いまだ院内のオリエンテーションにも疎く、自分でも修行が足りないと思っています。今までに20名の患者さんの受け持ちになりました。数ヶ月でよくなって退院していかれる患者さんを見ては「向精神薬はよく効くなあ」と感激してみたり、なかなか改善しない患者さんを見ては「なんでこんなに効かないんだ」と理不尽にも憤慨したりしています。諸先生方には万事においてご指導いただいており、大変ありがたく思っております。

入局医C(元社会人):その日暮らしの日々から一転して、病院に勤務することとなり、働ける有難さを感じながらも、緊張感でいっぱいの日々です。毎日、様々の情報が洪水のように入り乱れ、勉強しようという気持ちを感じながらも身体が働かないという時もありましたが、先生方には本当に根気よく丁寧に教えて頂き感謝しております。患者の病気や症状をみるとき、患者の置かれている状況、家庭環境などを考えることも必要であること、また、患者に対する心構え、態度といったものはどうあればよいかなどご教示いただき、人間的な成長が求められることを実感しました。