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御挨拶

 この度、第14回脳神経外科手術と機器学会 (CNTT) を富山市にて開催させて戴きますことを、教室員と共に大変光栄に存じております。

 患者さんに満足して頂ける、的確で安全な手術の提供は、我々脳神経外科医に課せられた常に変わることのない責務であります。約30年前に顕微鏡手術が導入されて以来、手術法の開発や手技の進歩には眼を見張るものがあります。その歴史は、発展を創りあげてきた世代から成果を享受し、さらなる発展をめざす世代へと引き継がれて参りました。このような発展の背景には、脳神経外科医自身の研鑽と共に、様々な機器の開発・普及が大きな役割を果して参りました。CNTT は、手術室を仕事場とする医師と、機器を提供するメーカー担当者が一同に介し、お互いの意見を直接交換することで、外科治療のさらなる充実を図ることを目的に開催される学会で、他の学会にはない特色を持っています。

 今回の学会主題は、「手術手技・機器使用の基本と熟達」とさせて頂きました。会員の皆様からご応募頂いた演題を中心に、5つのシンポジウムと一般口演、ポスター発表によるプログラムを構成致しました。特別講演および教育講演として、Man-Bin Yim 教授 (Keimyung University) より "Surgical Management of Large and Giant Aneurysm"Hyung-Dong Kim 教授 (Dong-A University) より "Microsurgical approach for the anterior communicating artery aneurysams" 、佐久間一郎教授(東京大学)より「精密標的治療のための手術支援ロボット技術の現状と課題」、児玉南海雄教授(福島県立医科大学)「脳動脈瘤手術における穿通枝温存のための基本手技」の4講演をお願い致しました。またモーニング、ランチョン、イブニングの各セミナーは、「基本を大切にする手術」をテーマとし、各領域のエキスパートの先生と機器メーカーのご参加・ご協力を頂き、ハンズオンと講演を組み合わせた内容で構成いたしました。特にランチョンセミナーは、会場内に設営した模擬手術室を用い、ライブ形式で行わせて頂きます。また本学会前日の4月8日(木)に第18回日本老年脳神経外科学会を併せて開催させて頂きますので、8日(金)朝の第一セッションは、同学会との合シンポジウムと致しました。

 医師、メーカーあるいはシニア、ヤングを問わず、会員の皆様が各々の立場で本会を楽しんで頂けることを願っております。会場は、医師とメーカー会員がより親密に交流を持って頂けるよう、口演主会場と機器展示会場を隣接して設営致しました。空間的、時間的な余裕が十分とは言えぬこと、会員の皆様にはご理解、ご容赦頂けることを願っております。

 最後になりますが、本会の開催にあたり会員諸兄や関係各位より様々なお力添えやご支援を頂きましたこと、心より御礼申し上げます。4月初旬の富山は、例年であれば桜開花の季節を迎え、早春の息吹と日本海の幸にあふれております。どうぞ2日間の学会と富山を楽しんで下さい。感謝の念を込め御挨拶と致します。

平成17年4月吉日
第14回脳神経外科手術と機器学会
会長 遠藤俊郎 

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