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第18回日本老年脳神経外科学会・第14回脳神経外科手術と機器学会 抄録


4月8日(金)富山全日空ホテル 3階 鳳

合同シンポジウム: 高齢者の手術手技における問題点と工夫 8:30〜9:40 発表6分、討論2分、総合討論20分

座長: 神野哲夫、榊 寿右

1A1-4

高齢者破裂脳動脈瘤手術時の arachnoid plasty と術後合併症および転帰について
Effect of arachnoid plasty after clipping of ruptured aneurysm on the occurrence of complications and outcome in the elder patients

平島 豊 HIRASHIMA Yutaka
美野善紀、濱田秀雄、増田良一、野上予人、武田茂憲、大森友明、増岡 徹、山谷和正、林 央周、遠藤俊郎

富山医科薬科大学 脳神経外科

【目的】高齢者 Willis 輪前半部破裂動脈瘤術時の Sylvius 裂(SF) arachnoid plasty(AP) が術後の症候性脳血管攣縮(SV)、硬膜下水腫(SE)、また晩期水頭症(LE)の予防また3ヶ月後転帰への効果を prospective に検討した。【方法】SAH 発症48時間以内に手術を行った31症例を対象とした。年齢は70-83歳で男/女比は4/27であった。AP (+)、(-)を交互に行った。AP はフィブリノゲン加第XIII因子で膜状物を作成し、 SF を被うように接着した。 SV の有無は各主治医が判断した。 SE は CT スキャンから判断した。 LH の診断はシャント術が必要で有ったものとした。入院時の神経学的、放射線学的所見も検討した。【成績】術後1ヶ月の間に SV のためと他の原因による死亡が各1症例あり、 LH の判定は29症例で行った。 AP とSV 、SE、LH また3ヶ月後 modified Rankin Scale (mRS) と Glasgow Outcome Sclae (GOS) との関係を multiple logistic regression analysis で検討すると、 AP は SE、LH の発生を押さえ、 mRS で良い結果を得た。【結論】高齢者は裂動脈瘤術に AP を行うことで合併症の発生を押さえ、良好な転帰が得られた。


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