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第18回日本老年脳神経外科学会・第14回脳神経外科手術と機器学会 抄録


4月8日(金)富山全日空ホテル 3階 鳳

合同シンポジウム: 高齢者の手術手技における問題点と工夫 8:30〜9:40 発表6分、討論2分、総合討論20分

座長: 神野哲夫、榊 寿右

1A1-5

高齢者のCEAに対する問題点と対策
Management of CEA in patients over 70 year-old

宇野昌明 UNO Masaaki
西 京子、鈴江淳彦、永廣信治

徳島大学大学院 ヘルスバイオサイエンス研究部 脳神経外科学分野

目的:高齢者頸動脈狭窄症に対してはCEAにすべきかステントにすべきか議論のあるところである。今回CEAを行う立場から手術の問題点と対策を報告する。方法:当科で施行した432CEA中, 70歳以上に施行した114CEA(全体の26.4%)を今回の対象とした。このうち75歳以上は23CEA(5.3%)であった。この症例を無症候性(As; n=44), TIA(n=32), Minor completed stroke (MnCS; n=31) Major completed stroke (MjCS; n=7)に分類して検討した。MnCSでは12例(38.7%)が75歳以上であった。結果:全体のstroke & mortalityは5.3%(3.5%+1.8%)であった。病型分類別のstroke & mortalityはそれぞれAs 4.5%, TIA 3.1%, MnCS 6.4%, MjCS 14.3%であったが全体で14.3%のtransient events(嚥下困難、TIAなど)が出現し注意が必要であった。しかし退院時のRankin Scaleで1〜2の症例はAsで97.7%,TIA 93.8%, MnCS90.6%と良好であった。追跡時死亡が16例でみられたが手術から死亡までは平均5.7年と長く、原因として肺炎が4例と最も多かった。結論:高齢者CEAの合併症率は5.3%とやや高いが、退院時予後は良好であった。手術時の喉頭の圧排, 術後の一過性合併症や肺炎の出現に注意する事でCEAも十分安全に施行できると考えられる。


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