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第14回脳神経外科手術と機器学会 抄録


第1日目 4月8日(金)A会場: 富山全日空ホテル 3階 鳳

一般演題 1: 手術手技機器の開発と工夫 (1) 9:45〜10:15 発表5分、討論2分

座長: 永廣信治

1A2-4

酸化セルロースとフィブリン糊を用いた術中動脈性出血に対する工夫
Hemostatic technique for arterial bleeding in neurosurgical operation with oxidized cellulose and fibrin glue

馬場雄大 BABA Takeo
三上 毅、南田善弘、宮田至朗、岡 真一、寶金清博

札幌医科大学 医学部 脳神経外科

顕微鏡下での手術中に予期せぬ動脈性の出血の対処に苦慮することは少なからず経験する.対処方法としては、直接縫合、低出力の凝固止血、圧迫止血などが実際に行われることもしばしば認められるが、迂闊な対処は、特に深部動脈の場合、損傷部位の拡大や血管閉塞などを生じる危険性があり、最悪の場合、致死的なトラブルにつながりかねない.迅速な対処のみならず、極めて慎重に対応しなければならない状況であることは周知の事実である.われわれは、術中の動脈性の出血(動脈瘤や血管奇形を除く)の際に、フィブリノゲン製剤を用いた生理的な止血を試みており、有効な結果を得ている.具体的にはフィブリン糊のA液(フィブリノゲン加第XIII因子)に浸した酸化セルロースの小片を、出血をコントロールしている間に用意し、出血部位を確認後、同部位に直接接触させ、数十秒から数分の圧迫を加えることで止血を完了している.血管収縮作用を有するB液(トロンビン)は使用しない.上述の手技を用いた脳腫瘍摘出術及び血管吻合術の術中ビデオを供覧する.


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