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第14回脳神経外科手術と機器学会 抄録


第1日目 4月8日(金)A会場: 富山全日空ホテル 3階 鳳

シンポジウム 1: 脳神経外科手術のトレーニングシステム 15:20〜16:40

座長: 吉本高志、峯浦一喜

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Microneurosurgical trainning −より早く,より確実に,よりfineな手技を体得するために−
Microneurosurgical trainning

杉村敏秀 SUGIMURA Toshihide
谷川緑野,日野 健,三井宣幸,山内朋裕,泉 直人,橋爪 明*,藤田 力**,橋本政明

特別医療法人明生会 網走脳神経外科リハビリテーション病院、特別医療法人明生会 桂ヶ丘クリニック*,特別医療法人明生会 美幌クリニック**

【目的】研修医が顕微鏡下操作にできるだけ早く慣れ,また,血管吻合やdrillingなどの基本手技の精度を向上させるために我々が行っているtrainingの実際を報告する.【方法】1) Micro burr hole surgery:慢性硬膜下血腫等のburr hole surgeryでは,皮切,burr hole drilling,血腫被膜の露出,閉創までの全段階を顕微鏡下で行う.皮切は皮膚,皮下組織,Galea,骨膜を順次確認する.High speed drillで径7〜8mmの小孔を骨の層構造を視認しつつegg shell状にdrillingしburr holeを作成する.Micro dissectorでshellを剥離し硬膜を露出.硬膜を切開し血腫被膜に至る.血腫を洗浄後,閉創も顕微鏡下で行う.Micro burr hole surgeryはマクロでのburr hole surgery習得後のステップとしている.2) 血管吻合:外径1.2mm〜3.6mm,0.2〜0.4mm厚のシリコンチューブ(フジタ医科)を用い,手術と同じ器械を用いて吻合を行う.顕微鏡の焦点,倍率の調節は手動ではなくfoot switchで行っている.【考察】顕微鏡操作に慣れ,微小構造に習熟し,顕微鏡の下で自在に手を動かせることが手術上達の第一歩である.実際にMicro burr hole surgeryでは,顕微鏡下操作はもちろん,術野を確保するための顕微鏡の動かし方,foot switchの操作に研修医は苦労していた.我々の手法では1) 顕微鏡下操作に早くから慣れることができ,2) 解剖学的微小構造を視認することによりマクロで行う開閉頭などにfeed backできる.3) 血管吻合,drillingなどの基本手技の体得が早期に可能であり,その精度が向上するといった利点がある.mastoidectomy,STA-MCA bypass等の手術を供覧し,我々のtrainningの有効性,実践性を提示する.


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