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第14回脳神経外科手術と機器学会 抄録


第1日目 4月8日(金)A会場: 富山全日空ホテル 3階 鳳

シンポジウム 1: 脳神経外科手術のトレーニングシステム 15:20〜16:40

座長: 吉本高志、峯浦一喜

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屍体頭部を用いた外科解剖の学習法:検体準備から3D写真撮影まで
A method to study surgical anatomy in cadaver heads: preparation and dissection to take 3D pictures

清水 曉 SHIMIZU Satoru
田中柳水、大澤成之、福島 浩、河島雅到、岡 秀宏、藤井清孝

北里大学 脳神経外科

Image guided surgery全盛の今日であるが, 依然として基本外科解剖の習得は必須である. 本稿ではフロリダ大学Microneuroanatomy Laboratoryにおける3D記録を中心とした外科解剖の学習法を紹介する. 方法:ホルマリン固定屍体を頚部にて切断. 切断面で主要な動静脈にカニュレーションし, 血塊を洗浄. 動静脈にそれぞれ赤・青の色素入りシリコンを注入する. 関心部位のstep by step dissectionを脆弱な組織の温存に留意し行う. 3D写真撮影には接写レンズ付カメラと3D用スライド・バー付三脚を用いる. 同バー上でカメラを水平移動させ左右の視野ごとに撮影するが, 画面の中心を両視野とも検体の同一の点に合わせる. 水平移動の距離はヒト瞳孔間距離内とし, この距離を長くするほど奥行きが強調される. 正確な3D写真を得るために, 左右の写真間で上下の誤差や捻れがないようにすることが肝要である. この他comfortable pictureとするために不要な組織の除去・検体表面の適度な湿潤・検体の背景等にも留意する. 3D写真の観察にはfree viewing, 3D viewer, またはsilver screenへの投影を用いる. この一連の方法により外科解剖を学習でき, その記録写真は教育材料としても有用である.


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