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第14回脳神経外科手術と機器学会 抄録


第1日目 4月8日(金)A会場: 富山全日空ホテル 3階 鳳

シンポジウム 1: 脳神経外科手術のトレーニングシステム 15:20〜16:40

座長: 吉本高志、峯浦一喜

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脳外科手術トレーニングにおけるcadaver dissectionの役割:Fresh cadaver dissectionによるsurgical training systemとsurgical simulation
The role of cadaver dissection in the training system of neurosurgical procedures: surgical training system and surgical simulations using fresh cadaver

南田善弘 MINAMIDA Yoshihiro
三上 毅,八巻稔明,村上 弦*,寶金清博

札幌医科大学 医学部 脳神経外科、*札幌医科大学 医学部 第二解剖学

目的:手術手技の習得には適切な指導と実際の臨床体験が必要であるが,個人の経験や症例数には限りがあり必ずしも満足すべきトレーニングが受けられないのが現状である.また脳外科手術は,技術的問題が患者の予後に直接反映されるため,トレーニングの場を提供しにくい側面もある.当施設におけるFresh cadaver dissectionによるsurgical training system とsurgical simulationの実際を紹介する.方法:死後6〜24時間経過したfresh cadaverを解体して頭部のみを切断し脳外科用に−20度の冷凍庫に保存する.解凍する際は0.1%アジ化ナトリウム液に室温で約24時間浸す.頭部をcadaver用の頭蓋固定器に固定しdissectionを行う.結果:解凍されたcadaverを固定されたものと異なり,皮膚や軟部組織が柔らかく,実際の手術に近いdissectionができることが特徴である.また,脳や神経組織も同様に柔らかいため硬膜内操作のtrainingやsimulationも可能である.結語:脳外科手術手技の習得,あるいは技術の向上には解剖の習得は欠かせない.いつでもdissectionが行えるlaboratoryの整備と体制作りが必要である.トレーニングシステムの一環としてfresh cadaver dissectionは大変有意義と思われた.


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