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第14回脳神経外科手術と機器学会 抄録


第1日目 4月8日(金)B会場: 富山全日空ホテル 3階 飛鳥

一般演題 3: 周術期合併症予防及び美容上の配慮 (1) 9:45〜10:20 発表5分、討論2分

座長: 栗栖 薫

1B1-1

急性期重症脳障害患者におけるカフアシストの使用経験
Use of coughassist for acute phase patients in severe brain damage state

齊藤正樹 SAITOH Masaki
米増保之、高橋 明

砂川市立病院 脳神経センター

目的:急性期重症脳障害患者におけるカフアシストの安全性を検討する. 対象:急性期重症脳障害患者(脳挫傷3名、脳出血3名,くも膜下出血3名,脳梗塞+脳出血1名)方法:カフアシスト(エアウオーター株式会社)は気道内に陽圧を加えた後、急速に陰圧へシフトさせることで気道内に高い呼気流速を発生させ気道内分泌物を除去する装置である。脳圧亢進が認められる急性期重症脳障害患者に脳圧センサ−を挿入しモニタ−しつつ,挿管管理下において, カフアシストを使用し気道内分泌物を除去し,その前後でのバイタルサインの変化を検討した. 結果:前後にて,血圧,脈拍の変化は小さく,従来の吸引方法と比較して、脳圧の上昇を小さく抑えながら気道内の分泌物を吸引できた. 考察:肺炎防止や治療において気道内分泌物の吸引は必須であるが、同時に脳圧上昇を誘発する点で常に問題となる手技でもある。カフアシストを使用したところ、急性期重症脳障害患者においてバイタルサインに大きな変化を与える事なく,気道内分泌物の除去が可能であった。特に脳圧の上昇を小さく抑える事が可能であった点は注目に値する。予後や他のパラメーターなどの検討が引き続き必要であるが、脳圧管理が重要な急性期重症脳障害患者に対して有効なツールとなりうる.


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