富山医科薬科大学 > 脳神経外科学 > 第18回老年脳外・第14回CNTT > 第14回CNTTプログラム

第14回脳神経外科手術と機器学会 抄録


第1日目 4月8日(金)B会場: 富山全日空ホテル 3階 飛鳥

一般演題 3: 周術期合併症予防及び美容上の配慮 (1) 9:45〜10:20 発表5分、討論2分

座長: 栗栖 薫

1B1-2

無毛部手術におけるダーマボンド (Octyl 2-Cyanoacrylate)の使用
Skin suture using Octyl 2-Cyanoacrylate

高橋 明 TAKAHASHI Akira
米増保之、齊藤正樹

砂川市立病院 脳神経センター

目的:脳神経外科手術における手術後の創部管理、術後QOLの改善に向けて無毛部術創部の表皮縫合をダーマボンドで行った。対象:頸部内頚動脈血栓内膜剥離術3例、脊椎手術2例、脳室腹腔シャント術2例である。方法:閉創時皮下縫合を終了した時点で創部を一度洗浄し乾いたガーゼで創部の血液、水分をふき取る。そこにダーマボンドを塗布し乾燥するまで数分待つ。この操作を3回繰り返し皮膚縫合終了とする。ダーマボンドが乾燥した時点で創部ガーゼをあてる。翌日ガーゼを除去した後は開放とした。結果:手術創部の感染、離開はなかった。手術翌日から入浴が可能であり定期的な消毒や抜糸の必要も無く術後QOLは改善した。ただしドレーンを留置した症例はドレーン部の創部管理が必要であった。考察:ダーマボンドによる手術創の閉創は手術室で創部をパックしてしまうため清潔に保たれる。手術翌日からの消毒も必要なく患者は入浴も可能である。このため術後入院生活のQOLは改善し在院日数の短縮につながる可能性がある。今回は症例数が少ないがダーマボンドによる合併症は認めなかった。


富山医科薬科大学 > 脳神経外科学 > 第18回老年脳外・第14回CNTT > 第14回CNTTプログラム