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第14回脳神経外科手術と機器学会 抄録


第1日目 4月8日(金)B会場: 富山全日空ホテル 3階 飛鳥

一般演題 3: 周術期合併症予防及び美容上の配慮 (1) 9:45〜10:20 発表5分、討論2分

座長: 栗栖 薫

1B1-5

頭蓋形成術後の骨弁感染についての検討
Analysis of factors concerning bone flap infection after cranioplasty

松野 彰 MATSUNO Akira
中口 博、田中秀樹、高梨成彦、宮脇 哲、長島 正

帝京大学 医学部 市原病院 脳神経外科

1995年3月より2004年8月までの約9年間で当院で行われた、201例の頭蓋形成術について術後骨弁感染の発生に関する因子について検討した。男性120例、女性81例で、用いられた骨弁の内訳は、セラミック12例、自家骨 54例、cranioplastic kit 55例、高分子重合プロテアーゼ 3例、チタンメッシュ 77例である。全体では201例のうち、24例(11.4%)で骨弁感染を生じた。年齢と骨弁感染との間、性別と骨弁感染との間、手術時間と骨弁感染との間には有意差は差はなかった。骨弁除去よりの経過時間と骨弁感染については、有意差をもって、感染例の方が骨弁除去よりの経過時間が短かった。骨弁材料については、オートクレーブした自家骨やcranioplastic kitで骨弁感染が多く、チタンメッシュでは少ないことが判明した。セラミックスは現時点では症例数が少ないものの骨弁感染が少ないと考えられた。オートクレーブした自家骨やcranioplastic kitで骨弁感染が多い原因として、その内部に多孔性の構造が存在するために細菌の繁殖が容易になる可能性が考えられた。今後さらに長期的な追跡と症例数の蓄積を行っていく予定である。


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