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第14回脳神経外科手術と機器学会 抄録


第1日目 4月8日(金)B会場: 富山全日空ホテル 3階 飛鳥

一般演題 5: 脊椎 Instrumentation の正しい使い方 15:20〜16:05 発表5分、討論2分

座長: 中川 洋

1B3-1

外傷性上位頚椎損傷に対する後方固定術 -Hook and plate-rod system-
Posterior Stabilization for Upper Cervical Spine Injuries by Hook and Plate-rod system

木村 新 KIMURA Hajime
朴 永銖、中瀬裕之、川口正一郎、榊 寿右

奈良県立医科大学 脳神経外科

【目的】上位頚椎損傷の手術治療は、中枢神経系の除圧を得る整復位の維持を目的とし、整復位での脊椎固定術が行われる。この部位における手術はinstrumentationが頻用されるが、今回我々は、頸椎移行部固定術に使用しているhook and plate-rod systemの有用性について報告する。【対象】1997年以降に外傷性上位頚椎損傷に対して頭蓋頸椎移行部固定術を施行した18症例中、hook and plate-rod systemを用いた9例を対象とした。尚、上位頚椎損傷の手術適応は、神経症状を呈するものや慢性期に神経症状がなくても頑固な頚部痛があるもの、不安定性が強く将来遅発性脊髄症状あるいは外傷による急性麻痺をきたす可能性があるものとした。【結果】術後6ヶ月から62ヶ月の経過観察を行った。9例全例において、X線学的評価で環椎軸椎亜脱臼の改善及び骨癒合が得られ、術直後から頚部痛は消失した。hookや plate-rodの脱転や感染等の合併症は認めなかった。【結論】instrumentationを用いた外傷性上位頚椎損傷の手術は、早期離床・外固定の短縮・骨癒合の改善に有用であった。特にhook and plate-rod systemは、椎弓下での操作を極力少なくできる頚椎hookを使用した固定法で、不安定性の整復が可能であり、骨移植にて頭蓋頸椎移行部の確実な骨性癒合も得ることができた。


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