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第14回脳神経外科手術と機器学会 抄録


第1日目 4月8日(金)B会場: 富山全日空ホテル 3階 飛鳥

一般演題 5: 脊椎 Instrumentation の正しい使い方 15:20〜16:05 発表5分、討論2分

座長: 中川 洋

1B3-4

頸椎不安定性病変に対するinstrumentationの使用経験
Spinal instrumentation surgery for cervical regions

内門久明 UCHIKADO Hisaaki
徳富孝志、重森 稔、中川 洋*

久留米大学 脳神経外科、愛知医科大学 脳神経外科*

【はじめに】脊椎手術はinstrumentationの発展により、矯正や安定性をもたらしてきた。過去2年間に経験した頸椎不安定性疾患を中心に報告する。【対象症例】上位頸椎部は歯突起骨前方screw1例、後頭骨頸椎固定1例(loop, wire併用)、環軸椎後方固定4例(経口除圧後Magerl法2例、Gallie法1例、hook+rod併用のBrooks法1例)である。中下位頸椎部は前方plate3例(整復位脱臼骨折、移植骨脱転、後方すべり頚髄損傷)、前方cage24例29椎間(頸椎変性疾患)、後方固定3例(外側魂screw, pedicle screw, transarticular screw, plate, rodを併用)である。【結果】術後感染例はなく、screwやplateの脱転破損例は現在のところない。しかし、腎透析患者のcage使用に遅発性圧潰による症状増悪を1例に、片側脱臼骨折後方整復時に中心性脊髄損傷を1例に、RA合併高齢者の外傷後AADは1例に環椎後方位で固定された。【まとめ】instrumentationは術後早期の脊椎安定性を得ることが可能であるが、あくまでも骨性癒合が完了するまでの一時的なものであることを再認識すべきであった。その脱転破損には長期の経過観察が必要であり、使用椎間は必要最小限にすべきと考える。また、糖尿病、腎透析、高齢者、骨粗鬆症、炎症性疾患患者は諸家の報告からもhigh-risk群であった。


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