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第14回脳神経外科手術と機器学会 抄録


第1日目 4月8日(金)C会場: 富山全日空ホテル 3階 ホワイエ

ポスター 2: 画像・高齢者 14:45〜15:15 発表3分、討論2分

座長: 清水惠司

1C2-1

MSCTを利用した簡便な開頭部位決定法
A simple planning for craniotomy with MSCT

大西諭一郎 ONISHI Yu-ichiro
瀧 琢有、谷 直樹、谷口理章、都築 貴、奥 謙

関西労災病院 脳神経外科

脳神経外科手術における開頭部位の決定は、手術の成否を左右する最大の要因の一つである。そのためあらかじめ頭蓋骨、血管と病変の関係を明白にすることは非常に重要である。MSCTは広範囲スキャン能力、短いスキャン時間、高い体軸方向分解能を有し、さらに分解能の高い構成画像の作成と画像の3次元処理が容易となっている。これにより私たちは、簡便に、正確に開頭部位を決定している。術前に関心領域の MSCTを撮影する。動脈瘤の場合、CT アンギオを撮影したものを利用。表在静脈の位置情報が必要な場合、通常のCTアンギオの後、若干遅れて再スキャンする。腫瘍の場合、さらにタイムラグを設けて撮影。3D 再構成後、開頭部位を頭蓋内側から切り取り、これを頭蓋外から観察する。Suture等から、正確な開頭部位が一目瞭然となり、必要に応じて、距離を測定する。髄膜腫の場合、必要最低限の開頭部位が判明し、MVD 等で後頭下開頭時にはtransverse/sigmoid sinus の位置も正確に予想できた。動脈瘤の場合開頭部位から顕微鏡的・内視鏡的視野で術前後の動脈瘤周囲の観察が可能であった。本法は、通常新たな検査を必要とせず、迅速簡便に正確な手術準備ができる一助となると考えられる。


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