富山医科薬科大学 > 脳神経外科学 > 第18回老年脳外・第14回CNTT > 第14回CNTTプログラム

第14回脳神経外科手術と機器学会 抄録


第1日目 4月8日(金)C会場: 富山全日空ホテル 3階 ホワイエ

ポスター 2: 画像・高齢者 14:45〜15:15 発表3分、討論2分

座長: 清水惠司

1C2-3

聴神経腫瘍手術におけるtractographyの有用性
Application of tractography for vestibular schwannoma

玉置 亮 TAMAKI Ryo
平林秀裕、田岡俊明*、新 靖史**、榊 寿右

奈良県立医科大学 脳神経外科、奈良県立医科大学 放射線科*、大阪警察病院 脳神経外科**

【背景】聴神経腫瘍の摘出は、顔面神経など周囲の脳神経を傷害しない様に細心の注意を払って行われる。これまで周囲の脳神経、特に顔面神経を保護することに関して多くの工夫がなされており、我々の施設でも「顔面神経活動電位による同定法」を開発、臨床応用してきた。しかし、従来の顔面神経同定方法は手術中の電気生理学的反応に依存しており、腫瘍の全貌がつかめるまでは手探りで神経のありかを探る必要があった。また麻酔の影響を受けやすく、信頼性の問題もあり、ともすれば術者から敬遠されがちな面もあった。一方、最近のMRIの進歩によりtractogrphyが可能となり臨床応用がなされるようになってきた。この技術を聴神経腫瘍において変移した顔面神経の同定に応用したので、その信頼性や可能性について言及する。【対象】聴神経腫瘍摘出術施行5例である。【方法】術前MRIは、ナビゲーション用に横断像及びtractogrphy用の撮影を行う。手術中は電気刺激により顔面神経の同定を行う。この際、刺激装置先端位置をナビゲーションでモニターし、これを記録する。術前にtractographyで得られた顔面神経の走行と同定された位置のずれを内耳道開口部、腫瘍の最大径部および脳幹部で計測する。【結果】tractographyによる顔面神経の位置が大きくはずれることはないが、神経がsparingしているケースでは術前の同定が困難であった。


富山医科薬科大学 > 脳神経外科学 > 第18回老年脳外・第14回CNTT > 第14回CNTTプログラム