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第14回脳神経外科手術と機器学会 抄録


第2日目 4月9日(土)A会場: 富山全日空ホテル 3階 鳳

シンポジウム 3: 血管内治療における塞栓材料の正しい使い方 10:10〜11:20

座長: 長尾 省吾、宮地 茂

2A3-4

頭蓋内腫瘍摘出前の塞栓術-30例の検討
Endovascular Treatment of Intracranial Tumor - Experience of 30 cases

入江恵子 IRIE Keiko
根来 眞、早川基治、渡辺貞義、渡辺伸一、二宮 敬、木家信夫、神野哲夫、佐野公俊

藤田保健衛生大学 脳神経外科

目的:頭蓋内腫瘍摘出術前の塞栓術は、術中の出血量を減らし腫瘍を軟化させ摘出術を容易にすることを目的とする。今回、摘出前の頭蓋内腫瘍に塞栓術を行い有用性と留意点につき検討した。対象および方法:2002年4月から2004年11月まで術前塞栓術を行った腫瘍30例を対象とした、年齢は21歳―79歳(平均58.9歳)でmeningioma:23例、hemangiopericytoma:4例、hemangioblastoma:3例であった。全例20%キシロカインを用いてprovocative testを行い塞栓材料はNBCA,コイル,アビテンを用いた。結果:1) 塞栓血管は 37血管であった。2) マイクロカテーテルは可能な限りターゲットの近傍まで誘導し超選択的造影を行いdangerous anastomosisに注意をした。3) NBCAは腫瘍の造影程度にもとづき22-28%濃度で用いた。4) 下垂体枝が栄養血管であった2例は内頚動脈内への塞栓材料の逆流を予防するためプロテクトバルーンを用いた。5) 血管写上での腫瘍完全消失は16例で、NBCA使用例は著明な腫瘍の軟化が得られた。6) 手技に基づく合併症は認めなかった。結論:種々の塞栓材料を用いた腫瘍塞栓は安全な腫瘍摘出を行う上で有用である。


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