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第14回脳神経外科手術と機器学会 抄録


第2日目 4月9日(土)A会場: 富山全日空ホテル 3階 鳳

企画シンポジウム 2: 手術機器・医療材料の原理と正しい使い方: 合併症予防とその対策 -開閉頭時における合併症- 14:40〜16:00

座長: 田中隆一、江口恒良

2A4-2

クラニオフィックスの正しい使い方
CRANIOFIX Titanium Clamp System for stable and reliable closure of the bone flap to the cranium

井上 亨 INOUE Tooru

国立病院機構 九州医療センター 脳神経外科

簡便な開頭術後の骨弁固定法としてクラニオフィックス頭蓋骨固定システムがある。本法の特徴は短時間かつ簡便な固定方法でありながら、強固で安定した固定力を得られることである。術後の弁の沈み込みもなく大変有用であるが、使用法を誤ると思わぬ不具合を生じる可能性がある。専用鉗子以外で把持したためにシャフトがおれたり、アプライヤーを垂直に入れなかったためにシャフトが曲がったりなどの技術的な問題、あるいは頭蓋骨と骨弁の段差が大きかったために上部ディスクが外れたなどの報告がある。これらはいずれも容易に改善できる単純な不具合である。
一方、静脈洞に近接した部位に不注意に下部ディスクを挿入したために出血が生じた例などちょっとした油断が重大な結果をもたらすこともある。静脈洞近傍の骨弁固定にはミニプレートを使用すべきである。我々が行っているクラニオフィックス頭蓋骨固定システムを用いた骨弁固定法を紹介し、安全に使用するための注意点について述べる。


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