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第14回脳神経外科手術と機器学会 抄録


第2日目 4月9日(土)B会場: 富山全日空ホテル 3階 飛鳥

一般演題 8: 手術手技機器の開発と工夫(4) 9:00〜9:40 発表5分、討論2分

座長: 黒岩敏彦

2B1-2

神経内視鏡手術におけるニューロシースの有用性
Usefulness of Neurosheath in the neuroendscopic surgery

東壮太郎 HIGASHI Sotaro
内山尚之、岡田由恵

恵寿総合病院 脳神経外科

【目的】我々は、98年に神経内視鏡用イントロデューサーの開発に着手し、様々な改良を経て04年8月ニューロシースの商品化に至った(メディキットKK 承認番号BZZ00181000)。その適応、具体的使用法、特徴について報告する。【対象・方法】適応は、脳内病変(脳内血腫、深部脳腫瘍生検、脳膿瘍吸引)、脳室内病変(脳室内血腫、脳室内腫瘍)、経鼻腔蝶形骨洞手術である。バーホール用エコープローブでターゲットの刺入角度と深度を測定し、脳室穿刺針で病変を穿刺する。ダイレータで段階的に穿刺経路を拡張後、シース先端をターゲットに留置する。脳内病変に対しては、シース内に硬性鏡(4.0、2.5mm)と吸引管(2.0、2.5、3.0mm)を挿入し、ドライフィールド下に手術する。脳室内病変に対しては軟性鏡(4.8mm)をシースから挿入し、人工髄液潅流下に手術する。経鼻腔蝶形骨洞手術では、硬性鏡挿入用イントロデューサーとして用いる。【考察】本シースの特徴は、1)適度な硬さをもつ素材を使用しており、ピールオフによりシースを至適の長さに調整でき、かつシースの変形がない。2)4分割にピールオフできるためシース入口の変形を防止可能である。3)硬性鏡と軟性鏡の両者を使用できるように、シース径が14、17、21Fの3種類である。4)シース内筒にスケールがふってあり挿入深度を容易に把握できることである。【結論】本シースは、非侵襲的、安全、簡便、確実な神経内視鏡手術のために有用な手術器具である。


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