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第14回脳神経外科手術と機器学会 抄録


第2日目 4月9日(土)B会場: 富山全日空ホテル 3階 飛鳥

一般演題 8: 手術手技機器の開発と工夫(4) 9:00〜9:40 発表5分、討論2分

座長: 黒岩敏彦

2B1-3

EndoArmを用いた神経内視鏡支援手術50例の経験
Neuroendoscopic assisted operation for 50 patients using EndoArm

小野成紀 ONO Shigeki
市川智継、松井利浩、徳永浩司、伊達 勲

岡山大学大学院 医歯学総合研究科 神経病態外科学(脳神経外科)

はじめに:近年、神経内視鏡は第3脳室底開窓術をはじめとして、種々の脳外科手術支援に広く応用されるようになった。しかし、従来の内視鏡固定装置では固定時や固定解除時の手ぶれ、深部での操作性などに問題があった。これらの問題を解消すべく、内視鏡-固定用アーム一体化システムEndoArm(オリンパス社製)が2004年に発売された。現在までに我々は、手術支援として、下垂体腺腫摘出、脳動脈瘤クリッピング術、脳内血腫除去術など約50症例にEndoArmの使用経験を得たので、代表症例を提示しながらその有用性について報告する。方法と結果:症例1は鼻腔、副鼻腔から前頭蓋底を占める扁平上皮癌。 Maxillectomy、bilateral rhinotomyに加え前頭蓋底に突出した腫瘍を両側前頭開頭にて一塊に切除した。特に、蝶形骨洞、篩骨洞切除の際、EndoArmを用いることにより、入り組んだ構造物を観察しながら顕微鏡下でのdrillingが容易に行えた。症例2はIC-PC分岐部動脈瘤でEndoArm支援下に完全クリップ、及び穿通枝の温存を確認できた。視神経や内頚動脈を損傷することなく、安全な内視鏡の固定、固定解除が可能であった。結論:無重力感覚での操作、安全なブレーキon、offシステムなど、さまざまな特徴を備えたEndoArmの使用により、内視鏡支援手術がより確実で安全に行えるものと考えられた。


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