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第14回脳神経外科手術と機器学会 抄録


第2日目 4月9日(土)B会場: 富山全日空ホテル 3階 飛鳥

一般演題 8: 手術手技機器の開発と工夫(4) 9:00〜9:40 発表5分、討論2分

座長: 黒岩敏彦

2B1-5

慢性硬膜下血腫に対するピンホール手術
Pin hole surgery for the chronic subdural hematoma

前川正義 MAEKAWA Masayoshi

朝霞厚生病院 脳神経外科

現在、慢性硬膜下血腫に対する手術手技は穿頭術が中心である。今回、その発展術式である刺頭術(ピンホール手術)を考案、実践し良好な結果を得ているので紹介する。2004年2月以降に手術加療となった12例(男性7例、女性5例、平均年齢79.8歳)が対象である。手術は全例手術室にて局所麻酔下に施行した。剃毛は不要、皮膚切開は5mm程度である。血腫腔へ術中出血がたれこまないよう、スカルボルト(コッドマン、マイクロセンサースカルボルトキット)を刺頭頭蓋骨にねじ込む。硬膜および血腫外膜の穿破は23ゲージ針で行い、付属のオプチュレーターで穿孔を拡大する。18ゲージサーフロー針の外筒を血腫腔に挿入し、血腫をある程度吸引排除した後、生理食塩水を血腫腔に出納し洗浄する。ドレナージチューブは留置せず、スカルボルトを抜去し、スキンステープラーで閉創する。手術平均時間は25.4分である。術1ヵ月後の要再手術例はなし。ただし、硬膜の疼痛感受過敏により翌日に定型的穿頭術へ変更した1例、術2ヵ月半後に再手術を要した1例がある。術後感染は認めていない。


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