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第14回脳神経外科手術と機器学会 抄録


第2日目 4月9日(土)C会場: 富山全日空ホテル 3階 ホワイエ

ポスター 3: 手術支援機器・その他 14:10〜14:40 発表3分、討論2分

座長: 清木義勝

2C1-1

反射球マーカを用いたOpenMRI下脳外科ナビゲーションシステムの開発とその評価
Development of a navigation system for neurosurgery with reflective markers in the MRI-equipped operation theater

安藤隼人 ANDO Hayato
鈴川浩一*、武藤俊介、植松美幸、村垣善浩**、中村亮一**、伊関 洋**、西谷 実***、梅津光生

早稲田大学大学院 理工学研究科 生命理工学専攻、インフォコム株式会社*、東京女子医科大学大学院 先端生命医科学研究所 先端工学外科学分野**、アドバンストシステムズ株式会社***

東京女子医科大学では、脳腫瘍摘出手術においてOpenMRI下脳神経外科手術用ナビゲーションシステムを導入している。本システムは、造影剤入りのマーカを骨に設置した患者頭部を術中にMRI撮影し、ポインタで指したマーカ位置を光学式位置計測装置で計測(マーキング)することにより、患者術部のマーカとMRI画像上のマーカとの位置合わせを行うものである。本システムの従来の問題点には、マーキング時の人為的誤差や術者の負担の大きさが挙げられる。これらを改善するために反射球マーカを開発した。このマーカは反射膜で覆われかつ内部に造影剤を封入した構造となっているため、ポインタで指すことなくマーカ位置の計測ができる。頭部ファントムを用いて、従来マーカおよび反射球マーカに対して精度測定およびマーキングに要する時間の計測を行った。従来マーカおよび反射球マーカに対して位置合わせを数回行い、各マーカの平均誤差/最大誤差を測定した。その結果、従来マーカの場合は0.85mm/1.61mm、反射球マーカの場合は0.49mm/0.80mmとなり、反射球マーカを使用することで人為的誤差を軽減することができた。また、マーキングに要する時間は従来マーカでは約2分かかっていたが、反射球マーカでは数秒となり、マーキング時の術者の負担が軽減できた。よって、反射球マーカの有効性とナビゲーションシステムの改善が証明された。


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