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第14回脳神経外科手術と機器学会 抄録


第2日目 4月9日(土)C会場: 富山全日空ホテル 3階 ホワイエ

ポスター 3: 手術支援機器・その他 14:10〜14:40 発表3分、討論2分

座長: 清木義勝

2C1-3

紫色半導体レーザー装置を用いた術中脳腫瘍蛍光診断の半定量化
Half quantification of intraoperative photodynamic diagnosis for brain tumors using purple semiconductor laser device

宇津木聡 UTSUKI Satoshi
岡 秀宏、鈴木祥生、清水 暁、谷崎義徳、近藤宏治、田中 聡*、藤井清孝

北里大学 脳神経外科、北里研究所 メディカルセンター病院 脳神経外科*

【目的】脳腫瘍に対し、5-Aminolevulinic acid(5−ALA)投与による腫瘍の可視化が行われているが、赤い蛍光という術者の主観による判断である。そこで赤い蛍光部分のスペクトルを測定し、自家蛍光との強度比をとることで、蛍光の強度を客観的に評価した。
【方法】gliomaの症例に対し、5−ALA 20mg/Kgを手術開始2時間前に経口投与した。励起光として、半導体レーザー装置による振幅波長;405±1nmの光を用いて手術野に照射し、その蛍光発色を観察した。5−ALAの代謝によって出来るPPIXの赤色蛍光636nmと自家蛍光505nmの強度比を測定した。
【結果】肉眼で明らかに赤色に蛍光発光しているところでは、この比の値が6以上のところであり、4以上であれば淡い赤い色として確認できた。4未満では肉眼で蛍光を判断するのは困難であったが、2以上であれば腫瘍の浸潤が確認できた。
【結論】PPIXの赤色蛍光636nmと自家蛍光505nmの強度比を測定することで、腫瘍の存在を客観的に判断することができ、肉眼で赤い蛍光が鑑別できないような部位においても、腫瘍の存在を知ることが出来た。


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