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第14回脳神経外科手術と機器学会 抄録


第2日目 4月9日(土)C会場: 富山全日空ホテル 3階 ホワイエ

ポスター 3: 手術支援機器・その他 14:10〜14:40 発表3分、討論2分

座長: 清木義勝

2C1-5

CT透視とX線透視の併用下に行った仙椎圧迫骨折に対する経皮的椎体形成術
Percutaneous vertebroplasty for a sacral vertebral body compression fracture by a combination of conventional and CT fluoroscopies

徳永浩司 TOKUNAGA Koji
杉生憲志、三好康之、三村秀文*、金澤 右*、伊達 勲

岡山大学大学院 医歯学総合研究科 神経病態外科学(脳神経外科) 、岡山大学大学院 医歯学総合研究科 放射線医学(放射線科)*

【はじめに】骨粗鬆症性椎体圧迫骨折の多くは下位胸椎・腰椎に生じ、これに対しX線透視下の経皮的椎体形成術(PVP)は安全に施行でき有効である。しかし解剖学的構造の異なる仙椎では、X線透視のみでは針の位置やpolymethylmethacrylate (PMMA)の動態の正確な把握が困難である。今回我々は第2仙椎(S2)圧迫骨折に対し、スキャン中にほぼリアルタイムの再構成画像が得られるCT透視と通常のX線透視の両者併用下にPVPを施行し良好な結果を得たので報告する。【症例】78歳の女性。2年前に第1〜第3腰椎の骨粗鬆症性圧迫骨折に対しPVPを施行されていた。経過良好であったが、今回入院の2ヶ月前より再び腰痛が増悪、第4腰椎(L4)、S2椎体に新たな骨折を認めPVPを希望し当科入院。PVPは局所麻酔下、腹臥位で行った。まずL4に対してX 線透視下に経椎弓根的にPVPを行った後、S2に対してはaxial sliceの CT透視下に左後外側からカテラン針を仙腸関節と後仙骨孔の間に刺入した。これに沿って13 G、 10 cm長の骨生検針を進め、S2椎体内に針の先端を置いた。静脈造影後、X 線透視下にPMMAの注入を開始した。1.5 ml注入したところでCT透視を行うと椎体内には十分な量が注入され、一部は前仙骨孔付近に及んでいたため終了とした。痛みの程度はvisual analogue scaleで術前の7.9から退院時には2.2に軽減した。【結語】CT透視を併用することにより仙椎に対してもPVPは安全に施行可能であった。


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