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第18回日本老年脳神経外科学会 抄録


第1日目 4月7日(木)富山国際会議場

一般演題 3: 高齢者の脊椎疾患 10:40〜11:10 発表5分、討論2分

座長: 冨永悌二

O-14

高齢者の腰部脊柱管狭窄症に関する考察
Discussions for lumber canal stenosis of elder patients

木暮一成 KOGURE Kazunari
井須豊彦**、小林士郎、寺本 明*

日本医科大学 付属千葉北総病院 脳神経センター、日本医科大学 脳神経外科*、釧路労災病院 脳神経外科**

【目的】当科における高齢者腰部脊柱管狭窄症手術例につき臨床的特徴、問題点および適切な術式につき検討した。【方法】過去5年間の70歳以上の高齢者に対する手術は162例(頸椎;58例、腰椎;104例)で、腰椎手術例の増加傾向にある。当科においては片側進入法による後方除圧術を主体とし基本的にinstrumentationは行っていない。【成績】70歳以上の腰椎手術は変形性脊椎症全体の17.4%で、頸椎12.2%に対し20.2%と多い。合併症としては高血圧58.2%、糖尿病27.3%、脳梗塞45.7%、心疾患18.1%、呼吸器疾患39.8%、精神疾患6.8%、などが挙げられ、罹患期間は10年以上が61%と多い。変性すべり症、側彎を伴うものがそれぞれ33.7%、11.1%であった。これらに対し手術時間の短縮の観点から可能な限り手術椎間を限定し、2椎間例が48.8%と最多であった。【結論】1. 高齢者腰部脊柱管狭窄症の臨床的特徴を考察した。 2. 高齢者頸腰椎に instrumentationを用いない除圧手術を主体とし、手術時間の短縮、離床期間の短縮などに寄与し良好な手術成績を得た。


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