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第18回日本老年脳神経外科学会 抄録


第1日目 4月7日(木)富山国際会議場

一般演題 5: 高齢者未破裂脳動脈瘤における問題点と工夫 13:40〜14:10 発表5分、討論2分

座長: 山田和雄

O-23

高齢者未破裂脳動脈瘤の治療成績
SURGICAL OUTCOME OF TREATMENT FOR AGED PATIENTS WITH UNRUPTURED CEREBRALANEURYSM

波多野範和 HATANO Norikazu
岸田悠吾、松原功明、高須俊太郎、前沢 聡、水谷信彦、鈴木善男

名古屋第二赤十字病院 脳神経外科

<目的>我々は、未破裂脳動脈瘤に対して、積極的に治療(直達手術及び血管内手術)を行ってきた。高齢者(70歳以上)に対しても、同様な方針であり、その治療成績を70歳未満と比較検討した。<対象と方法>1999年1月より2004年9月までの5年9ヶ月間に当施設で治療した未破裂脳動脈瘤(破裂脳動脈瘤と同時治療例は除く)98例中、70歳以上28例(男性6例、女性22例)をA群、70歳未満70例(男性26例、女性44例)をB群とした。A群では30個の脳動脈瘤に対して28件、B群では80個の脳動脈瘤に対して70件の治療が行われた。<結果>平均年齢は、A群74歳、B群58歳であった。両群とも、中大脳動脈瘤が半数以上を占めていた。また、ともに動脈瘤サイズは約3/4が10 mm未満であった。GOSについては、A群はGR26例、MD2例であり、mortality 0%、morbidity 7%であった。B群はGR67例、MD2例、SD1例であり、mortality 0%、morbidity 4%であった。平均在院日数は、A群20.3日、B群19.2日であった。<結語>70歳以上の高齢者でも、比較的良好な治療成績が得られた。高齢者の破裂例は一般に治療成績が不良であり、破裂前に積極的に治療すべきと考えられた。


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