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第18回日本老年脳神経外科学会 抄録


第1日目 4月7日(木)富山国際会議場

一般演題 5: 高齢者未破裂脳動脈瘤における問題点と工夫 13:40〜14:10 発表5分、討論2分

座長: 山田和雄

O-25

高次脳機能評価に基づいた高齢未破裂嚢状脳動脈瘤患者の治療方針
Surgery for unruptured intracranial aneurysm based on brain higher function in elderly patients

久保慶高 KUBO Yoshitaka
小笠原邦昭、冨塚信彦、笹生昌之、奥口 卓、太田原康成、小川 彰

岩手医科大学 脳神経外科

【目的】高次脳機能評価に基づいた70歳以上の未破裂嚢状脳動脈瘤患者の治療方針とその結果を報告する。【対象・方法】1998年4月から2004年11月まで当施設で手術または外来通院した未破裂嚢状脳動脈瘤患者359人のうち、70歳以上は72人(20.1%)であった。外科的治療(開頭ネッククリッピングのみ)の適応は、全身状態良好、または症候性、または瘤の大きさが5mm以上に加え、WAIS-Rの言語性、動作性、全IQが80以上とした。また、STAIも行い、状態不安と特性不安を評価した。【結果】72人中、18人(25%)にネッククリッピングを行った。術後1ヶ月後のmRSは全例で0または1であった。術後WAIS-Rが1SD以下に低下した症例は認めなかった。術後患者では状態不安が有意に緩和されていた。【結論】術前WAIS-Rに基づいた70歳以上の未破裂嚢状脳動脈瘤患者の手術適応の決定は有用と思われた。


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