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第18回日本老年脳神経外科学会 抄録


第1日目 4月7日(木)富山国際会議場

一般演題 6: 高齢者頭部外傷・教育講演 16:30〜17:25 発表5分、討論2分、教育講演20分

座長: 小林 秀、片山容一

O-28

高齢者外傷性急性硬膜外血腫の臨床的特徴
Clinical characteristics of traumatic acute epidural hematoma in elderly

刈部 博 KARIBE Hiroshi
小沼武英、亀山元信、大友 智、永松謙一

仙台市立病院 脳神経外科

【背景・目的】高齢者急性硬膜外血腫の臨床的特徴について疫学的見地から検討したので報告する。【対象・方法】過去15年間に当院に入院した65歳以上の外傷性急性硬膜外血腫36例を対象とした。同時期に当院に入院した40歳以上65歳未満の外傷性急性硬膜外血腫70例を比較対照とし、性差・受傷機転・重症度・転帰等の差異について検討した。【結果】両群とも男性が多かったが、65歳以上では65歳未満と比較して女性の占める割合が高かった。受傷機転は両群とも交通事故が最も多く、次いで転落、転倒の順で、差異は認められなかった。Glasgow Coma Scale (GCS)で評価した入院時重症度は、65歳以上と65歳未満で差異は認められなかったが、65歳以上では他の外傷性頭蓋内病変を合併する割合が有意に高く、手術適応と判断されるケースも有意に少なかった。Glasgow Outcome Scale (GOS) で評価した退院時転帰は、65歳以上において有意に不良であった。【結語】高齢者外傷性急性硬膜外血腫では、年齢のみならず合併する他の頭蓋内病変により他の年齢層とは異なった病態を呈し、転帰に影響を与えていると考えられた。


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