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第18回日本老年脳神経外科学会 抄録


第1日目 4月7日(木)富山国際会議場(B会場: 2階 202, 203号室)

ポスター3: 症例報告 13:00〜13:40 発表3分、討論2分

座長: 吉井與志彦

P-12

PEGを造設し経口摂取が可能となった高齢者脳卒中の1例
A case report of elderly cerebro-vascular disease with swallowing difficulty impaired by PEG.

海賀栄美 KAIGA Emi
泉山 仁*、真野英寿**、国井紀彦*、成井 貴、阿部琢己*

新白河中央病院 リハビリテーション科、昭和大学 医学部 脳神経外科*、昭和大学横浜市北部病院 リハビリテーション科**

【目的】一般に高齢者は加齢的変化により、摂食嚥下障害のリスクが高まる。脳血管障害をもつ患者は重症例となりやすく自宅退院を困難にさせる。今回我々は、経口摂取可能となったことにより在宅復帰でき、長期に外来通院治療できている高齢者脳血管障害の1症例を経験したので報告する。【症例】76歳男性。平成14年12月に右小脳梗塞にて発症。平成15年2月右被殻出血を併発。保存的加療にて平成15年7月リハビリ目的で当院へ転院。左上下肢不全麻痺(Brunnstrom-stage左上肢II左下肢IV)、Dysarthria、嚥下障害あり。同年9月PEG造設後、段階的に経口摂取可能となり平成16年4月自宅退院となる。【考察及び結語】本症例は、非経口摂取手段による栄養管理(IVH、PEG)により全身状態が安定したことが摂食・嚥下訓練の導入をスムーズにさせた。またVF(videofluorography)を継時的に施行し、機能改善を見落とすことなく、家族を巻き込んだチームアプローチを行うことができ在宅復帰へ繋がった。本症例は、今後増加する高齢者嚥下障害患者の治療に対する大切な指標となる貴重な経験であった。


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