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第18回日本老年脳神経外科学会 抄録


第1日目 4月7日(木)富山国際会議場(B会場: 2階 202, 203号室)

ポスター 1: 脊椎疾患 13:00〜13:20 発表3分、討論2分

座長: 斎藤延人

P-2

当院における腰部脊柱間狭窄症の手術成績
Lumbar canal stenosis in erderly patients: our short-term result

屋田 修 OKUDA Osamu
佐藤 潔、新井 一*、伊藤昌徳**

順天堂東京江東高齢者医療センター 脳神経外科、順天堂大学医学部 脳神経外科*、東京都保険医療公社東部地域病院 脳神経外科**

【目的】腰部脊柱管狭窄症(LCS)は高齢者のCommon diseaseである.当院開設以来, LCSに対して顕微鏡下開窓術を行ってきた.短期成績,合併症,術前評価としてのCISS画像curved MPRを報告する.【対象】2003年6月から2004年11月までに当施設で手術を行った60歳以上のLCS症患21例(男性9例,女性12例).平均年齢者71.6歳(60〜80歳).病変は1椎間14例,2椎間5例,3椎間2例であった.【方法】手術は片側性の顕微鏡下開窓術.黄色靭帯の切除は全例に,根除圧を3例,椎間板ヘルニアの除去を2例に追加した.術後翌日から歩行のリハビリを開始し早期退院を心がけた.症状を間歇性跛行,根症状, 腰痛に分け,軽快,改善,不変,悪化の4段階評価,JOAスコアも比較した.13例にはSiemens社製MRI 1.5Tを用いCISS法で撮影しcurved MPR (multi-plane reconstruction):2mm厚で再構成した画像と手術所見を検討した.【結果】総合評価として21例中軽快13,改善7,不変1,悪化0であった. 間歇性跛行の改善率が最も良かった.術中硬膜損傷は2例にあったが髄液漏は生じなかった. CISS curved MPRにより病変レベルと障害されている神経根が同定できredundant nerve signを認めた.【結論】開窓術は高齢者にも安全にできる手術法である.また CISS curved MPR 画像は脊髄造影に替わる無侵襲性の検査としてLCSの術前診断に有用である.


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