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第18回日本老年脳神経外科学会 抄録


第1日目 4月7日(木)富山国際会議場(B会場: 2階 202, 203号室)

ポスター 1: 脊椎疾患 13:00〜13:20 発表3分、討論2分

座長: 斎藤延人

P-3

当施設における高齢者頚椎病変に対する手術
Surgical treatment for the elderly cervical lesion

赤塚啓一 AKATSUKA Keiichi
渡辺高志

鳥取大学 脳神経外科

当施設および関連施設において高齢者頚椎疾患で外科的治療を施行された症例について検討する。2000年4月から2004年11月までの期間で頚椎病変に対して外科的治療を行った症例は68例であり、そのうち70歳以上の高齢者は14例であった。年齢は70歳から91歳までで70歳台が9例、80歳台が4例、90歳台が1例であった。疾患別では変形性頚椎症7例、後縦靭帯骨化症3例、外傷性疾患2例、椎間板ヘルニアおよび転移性脊椎腫瘍が各1例であった。椎間板ヘルニア例では前方固定を行い、その他の症例では椎弓形成術を行った。3例は正中縦割による椎弓形成術で、10例は片開き式椎弓形成術であった。経過観察期間は3ヶ月から45ヶ月であった。外傷性疾患1例以外は軽度症状の残存を認めるものの経過は良好であった。残存症状としては経過の長いしびれ感や頚部痛、あるいは急速に出現した運動障害などであった。高齢者でも術前よりADLが良好で、緩徐に進行している症例にたいして治療までの経過が長期でなければ症状の改善が期待でき、積極的に外科的治療を考慮してもよいと考えられた。


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