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第18回日本老年脳神経外科学会 抄録


第1日目 4月7日(木)富山国際会議場(B会場: 2階 202, 203号室)

ポスター 2: 頭部外傷 13:20〜13:40 発表3分、討論2分

座長: 伊達 勲

P-8

慢性硬膜下血腫における手術前後での血腫容量の変化(コンピュータソフトを用いた定量的測定)
Volume change of chronic subdural hematoma before and after surgery using computer software

宮崎親男 MIYAZAKI Chikao
横田京介、近藤康介、根本匡章、狩野利之、後藤昌三、周郷延雄、大塚隆嗣、大石仁志、清木義勝

東邦大学大森病院 脳神経外科

【目的】当院では電子カルテの導入に伴いデジタル化された医療画像を用いた病変の容量測定が可能になった。今回、これらの画像を用いて慢性硬膜下血腫の手術前後での血腫容量、脳容積、頭蓋内腔容積の変化を臨床症状と比較検討したので報告する。【対象】対象は2001年2月から2004年11月までに当院脳外科に入院した患者を対象とした。全慢性硬膜下血腫例は106症例(1ヶ月〜92歳、平均67.2歳)でこのうち70歳以上は63例であった。【方法】電子カルテ上のCTまたはMRIをワークステーションにオンラインで転送し、医療画像ソフトウェアIntage RVを用いて血腫容量、脳容積、頭蓋内腔容積を手術前後で測定した。【結果】70歳以上の63症例のうち手術加療としたのは58例(92.1%)で男性40例、女性23例と男性に多い傾向が見られた。病巣においては片側46例(79.3%)、右17例(29.3%)、左29例(50.0%)で両側12例(20.7%)であった。血腫容量、脳容積、頭蓋内腔容積の検討では、術後速やかに血腫が消退し、また脳容積と頭蓋内腔容積が近似化した症例では神経学的所見の改善を認めた。【結論】デジタル画像を用いて計測した血腫容量、脳容積、頭蓋内腔容積は客観的な評価方法として有用であった。


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