富山医科薬科大学 - 脳神経外科学 - 第3回日本頚部脳血管治療学会プログラム

JASTNEC

第3回日本頚部脳血管治療学会 抄録 O-2-1(仮)


第1日目 3月5日(金)

口演-2 (O-2): 頚動脈ステント 9:10〜10:00 発表5分、討論3分

座長:光藤和明(倉敷中央病院 循環器内科)
瓢子敏夫(中村記念病院 脳血管内外科)

O-2-1

Balloon protection下にいかに効率よくdebrisを回収するか?
−シリコン製モデルを用いた検討−

Effective retrieval of embolic debris during Carotid Artery Stenting(CAS)
-experimental study using in vitro vascular model-

岡山大学脳神経外科

Department of Neurological Surgery, Okayama University Medical School

佐々原渉、杉生憲志、徳永浩司、渡邊恭一、小野成紀、西尾晋作、伊達 勲

Wataru Sasahara, Kenji Sugiu, Koji Tokunaga, Kyoichi Watanabe, Shigeki Ono, Shinsaku Nishio, Isao Date

【目的】Carotid Artery Stenting(CAS)においてballoonを使用したdistal protectionを行うのが一般的であるが、この際にいかに効率的にdebrisを回収できるかを実験的に検討した。
【方法】拍動流のポンプに接続した内頚動脈(ICA)狭窄シリコン製モデルを用いてCASのdistal balloon protectionをシミュレートした。9Frサイズの親カテーテルを総頚動脈に留置し、PercuSurge balloonをICA起始部から約 5cmの部でinflateさせ、ICAの血流を完全に遮断した上で、balloon手前のdead spaceに大きさ900-1200µsのparticleをdebrisに見立てて注入した。続いて内腔(吸 引ルーメン)が1.0mm〜1.50mmまでの各サイズ回収カテーテルをICA狭窄部と balloonの直前の2カ所にそれぞれ先端を置いて吸引し、回収率の違いを検討した。
【結果】回収カテーテルが太いほど、また先端の位置がballoonの直前の方が回収率は高かった。実験的には内腔1.5mmの回収カテーテルを用いてballoonの直前で30cc吸 引すればほぼ100%particleは回収できた。
【結語】CASのballoon protectionにおい ては内腔の広い回収カテーテルをballoonの直下に先端をおいて吸引することが望ましい。


富山医科薬科大学 - 脳神経外科学 - 第3回日本頚部脳血管治療学会プログラム