富山医科薬科大学 - 脳神経外科学 - 第3回日本頚部脳血管治療学会プログラム

JASTNEC

第3回日本頚部脳血管治療学会 抄録


第1日目 3月5日(金)

口演-4 (O-4): 診断 16:00〜16:50 発表5分、討論3分

座長:吉川公彦(奈良県立医科大学 放射線科)
由谷親夫(国立循環器病センター 臨床検査部病理)

O-4-4

頚動脈粥腫のsurface coil MRIによる画像所見

Surface coil MRI study of carotid plaque

長崎大学医学部 脳神経外科、放射線科*

本田 優、北川直毅、永田泉、森川実*

Masaru Honda, Naoki Kitagawa, Izumi Nagata, Minoru Morikawa*

目的:頚動脈粥腫は、近年の本邦での増加に伴い、その狭窄度に加えて性状やMRI画像所見が注目されてきている。当院で行っている粥腫のSurface coil MRI画像所見について報告する。
対象:03年から当院でfollowしている頚部頚動脈狭窄症患者13例、16側。内訳は男性11例、女性2例。53歳から80歳(平均71歳)である。
MRI: 3 inch surface coil 2つをphased array coilとして使用、もしくは頭部から頚部まで撮像可能なNeurovascular coilを使用した。心電図同期併用の脂肪抑制Black-Blood法によるT1強調画像(T1WI)、プロトン強調画像(PWI)、T2強調画像(T2WI)、そして2D TOF MRAを撮影した。
結果:fibrous capは2DTOFで低信号の帯として認められた。石灰化は全条件下で低信号を呈した。潰瘍形成は背側への切れ込みとして確認でき、一部でfibrous capの菲薄・断裂を認めた。脂質成分は2DTOF、T1WI、PWIで高信号を、また粥腫内血液成分は2D TOF、TIWIでは主に高信号を呈するが、PWI、T2WIでは不均一な高低信号の混在を呈していた。
結語:当院でのSurface coil MRIでの粥腫画像所見は、粥腫構成成分に関して有用な情報が得られ、今後の治療方針決定に重要な因子になるものと思われた。


富山医科薬科大学 - 脳神経外科学 - 第3回日本頚部脳血管治療学会プログラム