富山医科薬科大学 - 脳神経外科学 - 第3回日本頚部脳血管治療学会プログラム

JASTNEC

第3回日本頚部脳血管治療学会 抄録


第1日目 3月5日(金)

口演-4 (O-4): 診断 16:00〜16:50 発表5分、討論3分

座長:吉川公彦(奈良県立医科大学 放射線科)
由谷親夫(国立循環器病センター 臨床検査部病理)

O-4-5

MRIによるプラーク性状診断

国立循環器病センター 脳神経外科

綾部 純一

【目的】 頚動脈プラークの性状診断は、超音波断層法が中心であるが、我々はMRIを用いたプラーク性状診断を行っており、その有用性を報告する。【方法】2002年3月から2003年8月まで、当科で治療を行った内頚動脈狭窄症63例(CEA53症例、ステント併用血管形成術10例)のうち、術前MRI(TOF、Gd enhance、MPrage)、頚動脈エコーによりプラーク評価を行い、摘出された内膜病理標本が得られたCEA32例と、ステント留置術10症例を対象とした。CEAで得られた標本は病理学的診断を行い、MP rageでの信号強度の変化と、術前超音波所見、プラーク構成成分を検討した。また、ステント併用血管形成術において術前MRI所見と、術後DWIでのdistal embolismとの関係を比較した。【結果】MP rageでhigh intensityを呈するplaqueは、symptomaticであり、lipid rich coreが豊富であった。Fibrous、calcificationはlow intensityを呈す傾向が認められた。ステント留置術において、MPrageでhigh intensityを呈するplaqueはdistal embolismが多い傾向が認められた。【考察】MP rageを用いたプラーク性状診断は有用であった。High intensityを呈するplaqueはripid richな不安定プラークであり、術後合併症の予測に対しても有用であると考えられた。


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