富山医科薬科大学 - 脳神経外科学 - 第3回日本頚部脳血管治療学会プログラム

JASTNEC

第3回日本頚部脳血管治療学会 抄録


第1日目 3月6日(土)

口演-5 (O-5): 長期成績 8:30〜9:05 発表5分、討論3分

座長: 高橋 明(東北大学 脳血管内治療科)

O-5-4

頚動脈ステント留置術後再狭窄についての検討

In-stent restenosis after carotid artery stenting

三重大学 医学部 脳神経外科

当麻 直樹,倉石 慶太,畑崎 聖二,朝倉 文夫,阪井田 博司,滝 和郎

Naoki Toma, Keita Kuraishi, Seiji Hatazaki, Fumio Asakura, Hiroshi Sakaida, Waro Taki

【目的】卒中予防が目的である頚動脈ステント留置術においては,その長期成績が重要であり,とくに再狭窄は今後解決すべき重大な問題点である。そこで,当施設にて施行した頚動脈ステント留置術後の再狭窄例について検討した。【対象と方法】1998年4月から2003年12月の間に,当施設にて加療した頚部内頚動脈狭窄症75例78病変(男性64例67病変、女性11例11病変、平均年齢71.0才)のうち,術後6ヶ月以降にfollow-up DSAを施行した42病変を対象とし,再狭窄例について検討した。【結果】50%以上の再狭窄は4例(9.5%)で,その中で再治療を要した症例は2例(4.8%)であった。症例1:67才男性, TIAで発症した95%狭窄にてPalmaz stentを留置し,10ヶ月後に75%の再狭窄を来しstent in stent(Palmaz)を施行した。60ヶ月後のDSAで再狭窄のないことが確認できている。症例2:76才男性,TIAにて発症した90%狭窄にてSMARTstentを留置し,7ヶ月後と24ヶ月後に再狭窄を来しPTAを2回施行した。39ヶ月後のDSAおよびその後のエコーで再狭窄のないことが確認できている。【結論】現在のところステント再狭窄に対しては,PTAあるいはstent in stentを行い対応できているが,今後も注意深いfollow-upが必要と考えられた。文献的考察を加え報告する。


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