富山医科薬科大学 - 脳神経外科学 - 第3回日本頚部脳血管治療学会プログラム

JASTNEC

第3回日本頚部脳血管治療学会 抄録


第1日目 3月5日(金)

ポスター-2 (P-2) 14:00〜14:30 発表3分、討論2分

座長: 岡田芳和(東京女子医科大学 脳神経外科)

P-2-11

CEAハイリスク・困難例にたいするCASの導入の効果

CAS for the CEA high risk patients

社会保険神戸中央病院 脳神経外科

松本圭吾、石野真輔、奥村浩隆

Keigo Matsumoto

【目的】頸動脈狭窄に対する外科的治療として頸動脈内膜剥離術(CEA)と頸動脈ステント留置術(CAS)が行われているが、その使い分けは施設により様々である。当院では、CEAを第一選択としつつCEAハイリスク例・困難例に対してCASを導入している。その治療のなかで得られた双方の得手、不得手について、とくにCASに至った症例について検討し、CAS導入の効果について報告する。
【方法】2001年4月から2003年12月に行った頸動脈狭窄に対する外科的治療26例について検討した。内訳はCEA 21例、CAS 5例であるが、CASは2003年7月に導入した。
【結果】1.CEAの結果としては手技に関連する合併症としては下位脳神経障害が1例で認められた。mortalityは0であった。2.CASに至った理由としては、a. 放射線照射後の狭窄 b. 他臓器合併症(心不全、DM、腎機能不全)c. 高齢 d. 同側のSTA‐MCAバイパス後 e. 高位病変 f. 対側内頚動脈閉塞 であったが多くの例で複数の因子を有していた。3.CASの結果はmorbidity、mortalityとも0であった。
【結論】1.外科的治療適応の頸動脈狭窄の多くはCEA、CASともに対応可能すなわち選択に重なりがある。2.一部のCEAハイリスク・困難例ではCASの導入によりCEAの治療成績向上にも働き、頸動脈狭窄の外科的治療可能域自体も拡大する。


勝手ながら、機種依存文字を編集させて頂きました。


富山医科薬科大学 - 脳神経外科学 - 第3回日本頚部脳血管治療学会プログラム