富山医科薬科大学 - 脳神経外科学 - 第3回日本頚部脳血管治療学会プログラム

JASTNEC

第3回日本頚部脳血管治療学会 抄録


第1日目 3月5日(金)

ポスター-2 (P-2) 13:30〜14:00 発表3分、討論2分

座長: 長束一行(国立循環器病センター 脳血管内科)

P-2-3

頸部内頸動脈狭窄症における3D Angiographyの有用性

Usefulness in diagnosis of carotid stenosis with 3D-Angiography.

社会保険神戸中央病院脳神経外科

石野真輔、松本圭吾、奥村浩隆

Shinsuke Ishino, Keigo Matsumoto, Hirotaka Okumura

頸動脈のAngiographyを行う際、潰瘍性病変や偏心性の狭窄が存在するため、通常の正面・側面の血管撮影では、正確な評価が困難な場合にしばしば遭遇する。
当院では平成14年12月より血管撮影装置(DIGITEX PREMIER ; Shimadzu)を新しく導入し、3D- DSAの撮像が可能となった。従来の血管撮影法と3D-DSAを頸部頸動脈について比較した。平成14年12月より平成15年12月現在までの間、超音波検査・MRAにより頸動脈の狭窄が疑われた患者、もしくはCEA・ステント留置術の術前後の患者を対象に合計30名(男性26名 女性4名;平均年齢 67.7歳)40側に頸部の3D-DSAをおこなった。C−アームの回転速度は40度/秒で、造影剤はイオパミロン300を使用し4ml/秒、total 20 ml をインジェクタ・ディレイ0秒で注入し撮影。ワークステーションに転送し3D画像を構成した。
結果、従来の血管撮影法と比較して、任意の角度からの画像が得られるため狭窄の正確な評価が可能となった。また 潰瘍性病変・プラークの形状を明瞭に描出することが可能であった。特に血管内治療を行ううえで、病変の性状の把握に有用な情報が得られ、術後の評価も容易となった。頸動脈ステント留置術を行った一症例では、術直後に3D-DSAの撮影で2Dでは分からない小さい潰瘍が存在した。
しかし、その小潰瘍も4ヶ月後には消失していることが確認された。症例呈示を交えその有用性について検討する。


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