富山医科薬科大学 - 脳神経外科学 - 第3回日本頚部脳血管治療学会プログラム

JASTNEC

第3回日本頚部脳血管治療学会 抄録


第1日目 3月5日(金)

ポスター-2 (P-2) 13:30〜14:00 発表3分、討論2分

座長: 長束一行(国立循環器病センター 脳血管内科)

P-2-6

Plaque shiftが認められた頚部内頚動脈狭窄症に対するステント留置術の一例

Plaque shift associated with carotid stenting -case report-

医真会八尾総合病院 脳神経センタ- 血管内治療科、脳神経外科*、奈良県立医科大学 放射線科**

Dept. of Interventional neuroradiology
Dept. of Neurosurgery*, Ishinkai Yao General Hospital
Dept. of Radiology**, Nara Medical University

高山勝年、大塚博之*、黒川紳一郎*、中川裕之**、吉川公彦**、明珍 薫**、和田 敬**、田岡俊昭**、福住明夫**、岩崎 聖**

Takayama K, Otsuka H*, Kurokawa S*, Nakagawa H**, Kichikawa K**, Myouchin K**, Wada T**, Taoka T**, Fukusumi A**, Iwasaki S**

<症例>76才男性 既往歴:糖尿病、高脂血症、A-Cバイパス。
右頚部内頚動脈狭窄症(90%)に対してEDAS施行後の患者。F/Uの血管造影でEDASのpatency不良であり、右頚部内頚動脈狭窄症が残存していためステント留置術を施行することとした。全身麻酔下でPercuSurge systemのtotal protectionを用いてSMARTステントを留置した。留置直後の造影でステント内腔に突出するおよび右外頸動脈起始部plaque またはthrombusと考えられるfilling defectが認められ、頭蓋内造影も遅延していた。IVUSでもステント内腔に突出するplaque またはthrombusと考えられる低から等echoic lesionが認められた。翌日のDWIで右前頭葉にbright lesionが認められたが新たな神経症状の出現は認められなかった。
1週間後の血管造影では右外頸動脈起始部filling defectは消失していたがステント内腔のfilling defectの一部は残存していた。
この症例は高度狭窄のlong lesionで術前の頭蓋内造影が遅延していた。
結語
頚部内頚動脈狭窄症に対するステント留置術について病変が高度狭窄のlong lesionで術前の頭蓋内造影が遅延していた場合plaque shiftが起こるhigh riskの例である可能性が示唆された。


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