富山医科薬科大学 - 脳神経外科学 - 第3回日本頚部脳血管治療学会プログラム

JASTNEC

第3回日本頚部脳血管治療学会 抄録


第1日目 3月5日(金)

ポスター-2 (P-2) 14:00〜14:30 発表3分、討論2分

座長: 岡田芳和(東京女子医科大学 脳神経外科)

P-2-8

CEA後術後再狭窄に対し、総頸動脈の外科的露出にてstent留置を行った一例

A case of post CEA re-stenosis treated with stenting via surgicaly exposed common carotid artery

北海道大学 放射線科、北海道大学 脳神経外科*

浅野 剛、牛越 聡、宮坂和男、穂刈正昭*、黒田 敏*、石川達哉*

Takeshi ASANO, Satoshi USHIKOSHI, Kazuo MIYASAKA, Satoshi KURODA*, Tatsuya ISHIKAWA*

背景と目的:CEA術後の再狭窄はPTA/stent治療の適応の一つとされているが、今回、大腿動脈経由のPTA/stentingが困難と考えられ た症例に対し、総頸動脈の外科的露出および直接穿刺にてstent留置を行い、良好な結果を得た。実際の注意点などにつき検討し報告する。症例:71 才、男性。1981年、右内頚動脈狭搾に対しCEA施行。1996年には対側のCEAも施行されている。外来経過観察中に右側の再狭窄が認められたが、 両側大腿動脈のASOに対しバイパス術が施行されており、通常のアプローチでは自己拡張型のstent留置が困難と考えられ、総頸動脈の外科的露出および直接穿刺にてstent治療を行う方針となった。 方法:手術室にて、全身麻酔下にCEA術部より近位の総頸動脈を露出し、小切開を加え7F シースを留置した。mobile DSA装置を用い、distal protection (PercuSurge GuardWire)下に、predilatation、stent留置 (SMART 7mm×4cm)、debris吸引洗浄を行った。シース抜去の際、総頸動脈の一時遮断を行い、穿刺部の縫合を行った。結論:外科的露出および直接穿刺によるstent留置は、大腿動脈経由でのアプローチが困難な症例に対して、考慮すべき有用な方法であると考えられる。


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