富山医科薬科大学 - 脳神経外科学 - 第3回日本頚部脳血管治療学会プログラム

JASTNEC

第3回日本頚部脳血管治療学会 抄録


第1日目 3月5日(金)

シンポジウム-3 (S-3):内科治療と治療適応 16:50〜17:50 発表8分、討論2分、総合討論20分

座長:峰松一夫(国立循環器病センター 内科脳血管部門)
宮本 亨(国立循環器病センター 脳血管外科)

S-3-1

無症候性頚動脈狭窄に対する内膜剥離術(CEA)

Carotid endarterectomy for asymptomatic carotid artery stenosis

中国労災病院脳神経外科

Department of Neurosurgery, Chugoku Rosai Hospital

山根冠児、島 健、西田正博、畠山尚志、三原千恵、平松和嗣久

Kanji Yamane, Takeshi Shima, Masahiro Nishida, Takashi Hatayama, Chie Mihara, Kazushi Hiramatsu

MRAの普及により無症候性内頚動脈狭窄(ICAS-AS)の発見が増加し、適切な治療指針の確立が望まれる。これまでに我々が行ってきたICAS-ASに対するCEAの成績をもとにCEAの妥当性を検討した。
[対象と方法]これまでにCEAを227例行い、そのうち無症候性は77例であった。ICAS-ASに対するCEAの手術適応は、1) 60%以上の狭窄、あるいは狭窄部の潰瘍形成、超音波でhypoechoic or heterogeneous を示し、2) 手術に対するコンセンサスがえられた症例である。
[結果]我々のCEAの基本は内シャントを用い、SEPやTCDなどの術中モニタリングを併用することである。手術成績はmortalityなく、morbidityは2.6%(この8年間は0%)であり欧米の基準を満たしていた。虚血性心疾患を合併し冠動脈の血行再建が必要な場合は、CEAに先だって冠動脈の血行再建を行うようにした。
[結論]ICAS-ASに対するCEAは、適応基準を明確にし、内シャントの使用、術中モニタリングを併用することで安全に行える治療法であると考えられた。


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